舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

蕗谷虹児記念館「夢二の美人画展―阿賀野・二瓶コレクション―」見に行ってきました。

2024-08-27 21:48:23 | Weblog


8/27(火)、新発田市の蕗谷虹児記念館へ「夢二の美人画展―阿賀野・二瓶コレクション―」を見に行ってきました。
大正時代の画家、竹久夢二の生誕140記念ということですが、竹久夢二は蕗谷虹児が画家になる上で強く影響を受けた師の一人でもあり、また竹久夢二と交流のあった出湯温泉出身の絵画コレクター・二瓶武爾氏が阿賀野市への寄贈作品も数多く展示しているという、地域との結びつきも強く感じる展示でした。

竹久夢二が主に版画で描いた美人画は、シンプルな線と限られた色使いでだけで描かれているにもかかわらず、繊細な表情や仕草から女性たちの内面の気持ちまで伝わってくるようで、また背景からも季節を感じられて、本当に美しくて引き込まれました。
また、竹久夢二は本の表紙なども手掛けていて、どれもとても鮮やかで美しく、シンプルながら物語の想像力が掻き立てられるようなものばかりで、こんなに美しい表紙の本を持っていたら宝物にしたいなあと思いました。

大正時代はモダンな絵画や文芸の文化が花開き、多くの女性達にも愛されるようになっていった時代、そんな時代に人々を感動させる絵を世に届け続けた竹久夢二の絵画は、今見てもまったく古びずに新鮮な感動があります。
そして、その大正のモダンな絵画文化は児童画へと受け継がれ、蕗谷虹児ら次の世代の画家へと受け継がれていったわけで、本当にこれからも大切に守っていきたい文化だなあと思いました。
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