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舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

gocco.「あゆみ」見てきました!

2012-11-10 22:07:05 | Weblog
本日11/10(土)、万代市民会館で行われた、さまー牧田さんの自主企画gocco.。
上演したのは、牧田さんがリスペクトする柴幸男さんの「あゆみ」



今日見に行って来た訳ですが…まぁ~良かった!
ので、興奮覚めやらぬうちに、溢れ出しそうな気持ちを一つ残らず言葉に全部詰め込もうと思います!

と言いたいところですが、明日の公演もあるので、ネタバレしない程度に書いていきます。
本当に一人でも多くの人に見て欲しいので、これを読んだ方が興味を持ってくれたらと思います。



今日見たgocco.のあゆみは、30分間の短編のあゆみでした。
僕は長編のあゆみは見たことがあったんですが、短編のあゆみは長編とは全く違った内容でした。

が、その二つの作品からは共通して感じるものがありました。
長編あゆみを見た時に感じたのは、一言で言うと人間のすごさでした。

ごく普通の人間の一生があんなにもドラマティックに見えてしまうすごさ。
そして、何もない空間にあらゆる場所、モノ、時間を表現してしまう役者さん達、そして脚本・演出の柴幸男さんのすごさ。



で、今日見たgocco.の短編あゆみは、劇場ではなく、万代市民会館のフリースペースで公演していました。
普段はテーブルと椅子が置いてあって、たまにギャラリーとして使うことはあるものの、演劇を行うのは多分初めてのことです。

ステージは、左右をパーティションで仕切っただけのオープンな空間、客席はパイプ椅子を並べただけ。
そこでgocco.の皆さんは、短編あゆみを見事に演じて見せたのでした。



柴幸男さんの脚本が素晴らしいのは言うまでもないです。
(あの、表現の可能性をグイグイ広げていくような脚本と舞台の使い方は、もはや天才としか!)

が、それ以上に感動したのはあの瞬間、確実にあの空間が劇場になっていたこと。
もっと言えば、物語に出てくる場所、人、モノ、時間を、しつかりそこで表現していたこと。

照明は既設の蛍光灯だけ、音響は客入れだけで、しかもラジカセ。
そんな空間でも、充分な設備などなくても、演じる人間と見る人間がいればそこが劇場になることを、gocco.は証明して見せた訳です。



これって、長編あゆみを見た時の「人間ってすげえ!」と同じ感動な訳です。
柴幸男さんのあゆみの素晴らしさを、ちゃんと持てていたと思います。

もっとも、「演じる人間がいれば…」とさっき書きましたが、そこに加えて演じ手の意志があったのは言うまでもないこと。
この公演の成功の裏に、戯曲に対する強い尊敬と愛があったことを感じました。



観劇した今、強い興奮と嫉妬を覚えます。
本当に見られて良かった。

びっくりなのは、これだけやって無料だってことだよ!
ストイックにもほどがあるでしょ!



明日もやってるので、興味持った方は是非見に行ってみて下さい!
無料だしね!



と言う訳で、gocco.の皆さんありがとうございました!
明日も頑張って下さい!





11/11(日)の公演は…

時間:12:30~、15:00~、17:00~(公演時間は30分)
場所:万代市民会館 5階フリースペース
料金:無料






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