goo blog サービス終了のお知らせ 

地球市民点描・麻川明(黙雷)      大衆欺瞞の弁証法から大衆啓蒙の弁証法へ 自然権なき市民法は無効である

無知の状態においておくことは可能であろうが

見ない以前の無知にすることは不可能である

日本⬅︎【15分に1人が自殺】、インド⬅︎【30分に1人が自殺】

2014-03-10 19:24:09 | 日記

日本⬅︎【15分に1人が自殺】、インド⬅︎【30分に1人が自殺】


30分に1人が自殺:借金と新自由主義改革に苦しむインドの農民たち
タグ: 新自由主義 農業 遺伝子組み換え インド
Flash version 9,0 or greater is required
You have no flash plugin installed

Download latest version from here
放送日:

2011/5/11(水)
再生時間:
8分

驚くべき数字です。インドでは
過去16年間で25万人もの農民たちが自殺しました。
これは30分に1人の計算です。なぜ、

こんなことが?インドの農民自殺に関する新リポート
「30分ごとに:インドにおける農民の自殺、人権と農業危機」
を共同執筆したスミタ・ナルラさんによると、

インド農業を世界マーケットに開放した経済自由化が、
大きな原因だといいます。

自由化で国の農業助成が消え、農民は
経費の増大に加えて収穫と利益の減少というダブルパンチに
襲われています。

小規模の農家が
借金地獄に陥り、
絶望の末、
自殺するのですが、

借金で買った農薬を自殺に使うという、

なんともやりきれない展開です。特にひどいのは、
綿花農家。商品作物である綿花は

多国籍企業による支配の影響を受けやすく、さらに
遺伝子組み換え種子が導入されましたが、貧しい農民の手には
なかなか届きません。

自殺は直訴の手段でもあり、農民たちは首相や大統領宛に
遺書を書き、窮状を訴える最後の言葉が届くように願います。

生存権や水や食物の権利、十分な生活水準や医療への権利など
、政府は国民の人権危機に対処する法的義務を負っているのですが、

自殺の広がりを防止する有効な対策は取れていません。
多国籍企業を規制し、人権を中心にすえた農業政策の必要を、
スミタ・ナルラさんは強調します。(大竹秀子)
英語スクリプトはこちら
ゲスト

*スミタ・ナルラ(Smita Narula) ニューヨーク大学ロースクール
の人権グローバル正義センター
(Center for Human Rights and Global Justice)研究員。
"Every Thirty Minutes: Farmer Suicides,
Human Rights and the Agrarian Crisis in India"
(30分に一人が自殺 インドにおける農業と人権の危機)
を共同執筆

字幕翻訳:大竹秀子/全体監修:中野真紀子/
サイト作成:中森圭二郎
Share this
関連動画

・2010/10/28/3 - 食への権利: 企業、外国政府による
土地の収奪で第3世界に飢餓 - (12分)
・2010/09/08/1 - ラジ・パテル:モザンビークの食糧暴動に
見える地球温暖化の真の姿 - (15分)

空理空論の過去三年間が無為に流れた東日本大震災3年⬅︎NHK日曜討論

2014-03-09 10:01:00 | 日記


広げたい!今からできる復興支援
東日本大震災3年いま復興の課題は⬅︎NHK日曜討論


公営災害住宅着工達成率2%の県、8%の県⬅︎3年経過の今日の姿

設問
「現状について一言?」

回答

「意欲的に加速してきました」
「さらに加速しています」
「相当スピードが上がって感謝しています」
「残念ながら、全て把握することはできない」
「全体を見直す契機になっています」

設問
「風評被害について一言?」

回答
「100%流通しているモノは安全なんですよね」(大臣)

疑義
NHKの社員食堂の過去三年の東北食材のシェアを明示せよ
政府公官庁が過去三年の各食堂別の東北食材のシェアを明示せよ

空理空論の過去三年間が無為に流れた
多くの人間が死んだ←人間も生物の仲間だ
これからも頑張って行って死んで行って下さい→同々
⇄天安門事件戦車轢死市民


疑義
過去三年間の質疑を踏めた継続質問を持続すべきだが
例えば、
オリンピック選手を煽ってのメダル騒ぎ
結果悪ければ雲散・閑散⬅︎一過性の時間稼ぎ
ウツロナNHK



➡︎3月9日NHK日曜討論
東日本大震災3年
いま復興の課題は

《テーマ》



 およそ2万人が犠牲となった東日本大震災。

3年経った今も、26万7400人あまりの人が避難先での生活を余儀なくされています。
避難生活が長期化する中、被災者の暮らしの再建、そして地域経済の再生に何が必要か?

一方、除染の遅れなど原発事故の影響に苦しむ福島の復興をどう進めるのか?
根本復興大臣と、番組前半は岩手県の達増知事、宮城県の村井知事と専門家が、

番組後半は、福島県の佐藤知事と専門家が、
復興の現状と課題について討論します。
 
○出演者情報

<前半>
▼復興大臣      根本 匠  さん
▼岩手県知事     達増 拓也 さん
▼宮城県知事     村井 嘉浩 さん(中継)
▼東北大学大学院教授 増田 聡  さん

<後半>
▼復興大臣      根本 匠  さん
▼福島県知事     佐藤 雄平 さん(中継)
▼福島大学准教授   小山 良太 さん

○司会 NHK解説委員 島田 敏男

【金子勝】エネルギー基本計画の欺瞞を暴く⇄吸血鬼『政官財』

2014-03-06 13:39:50 | 日記

金子勝←エネルギー基本計画の問題点⇄吸血鬼『政官財』



2013年12月11日 NHKラジオ第1「ラジオあさいちばん」「ビジネス展望」

アナ●

 金子さん、おはようございます。

金子■

 どうも、おはようございます。


アナ● 

法律に基づいて国の中長期的なエネルギー政策の、基本的な考え・方針を

示すエネルギー基本計画、今議論が、見直しに向けた議論が続いています

が、動きがありましたね。


金子■

えぇ、ちょうど秘密保護法が国会で採決された日に、

経済産業省の総合資源エネルギー調査会・基本政策分科会っていうところで、

エネルギー基本計画の素案というのが示されたんですね。


主な内容を言うと、まずは

原発の依存度を可能な限り低くするとしながらも、

電力の安定供給、コストの低減、温暖化対策の観点から、

安全性の確保を前提にして、原発を重要なベース電源と位置づけた。


つまり、民主党政権下の

「2030年代に原発をゼロにする」という方針が覆された。


それから2番目は、今、

全国で7つの原発の14基が原子力規制委員会の安全審査を受けて

いる訳ですけど、原発の再稼働に前向きな姿勢を明確にした、と。


それから3番目は、

民主党政権下で原発の新設・増設は行わないというふうにされてたんです

けど、今回は原発の新設や増設について、直接言及しないけれども、

必要とされる規模を確保するという記述になって含みを持たせている。


それから全体の電力供給に占める電源別の構成比率

については、現時点で原発の再稼働が見通せないという理由を挙げて、

示さなかったと。


だから、使用済み核燃料については、

国が前面に立って、最終処分に向けた取り組みを進める、というふうにして


最終処分場の候補地を自治体からの公募で募っていたんですけれど、

処分場に適した地域を示すなどして、

国が主導して問題に取り組む姿勢を明確にしたと。


それから最後ですけれど、ただし

太陽光や風力といった再生可能エネルギーについては、

今後3年程度ですけどね、3年間ですけど、導入を最大限加速すると、


したと。で、その後のこと3年以降については書かれていないと。


で、今回のエネルギー基本計画が何より問題なのは、

決定のプロセスにあると思うんですね。


で、前回の討議参加型世論調査と呼ばれるものと比べてもですね、

民意を反映させるプロセスが全くないと。 で、


昨年9月、民主党政権下において決めた、2030年代に原発ゼロとする、


まあ、エネルギー政策っていうのは、討議参加型世論調査って先ほども

言いまし たけど、公募の参加者の意見表明をおこなわしたんですね。


当時9万を超えるパブリックコメントが寄せられて、

原発ゼロが圧倒的多数だったと。で、こういう 討議参加型世論調査と比べて


今回は、総合資源エネルギー調査会の分科会ですね、

基本政策分科会において、脱原発を主張する議員を外して、


原発推進の立場に立つ議員に差し替えた上で審議会だけで決めちゃってる

と。明らかに民意を軽視していると言わざるを得ないということだ

と思います。


]アナ● 

そもそも、成り立ち、に疑問があるという…

金子■ 

そうですね。

アナ● 

…点ですね。中身についてはいかがですか。

金子■ 

中身もですね、この、使用済み核燃料の最終処分場は見通しが立たない

と、いう、根本問題があるわけですけど、これを別にしても、


原発を重要なベース電源と位置づけた、つまり

基幹電源と位置づけた根拠が非常に曖昧だと。


ひ とつは

電力不足と安定供給っていうのを理由に挙げているんですけれど

大飯原発の3、4号機を再稼働させる前にもですね

『計画停電が必要だ』とか『電力が 不足する』という風潮を

一人歩きさせたんですね。


で、昨年2012年の夏を見ると最大需要があったのが、

8月3日の午後2時台なんですけど、

2682万キロワット だったんですね。


想定した最大の電力需要というのは2987万キロワットで

、それを300万キロワット以上も下回った

んです。


で、2010年夏の最大需要が

、でも3095万キロワットなんですけど、それと比べると

400万キロワット以上も少なかった

と。


いわゆる節電効果を過少に見積もった結果ですね、

余剰電力が一割《10%》ほど生じてしまった

と、いうことなんですね。


今年の夏も猛暑だったけど乗り切ったわけで、むしろ

省エネとかスマート化をひとつの産業戦略にしていく発想こそが、

を、求められているんであって、

原発再稼働の理由にはなってないと思うんですね。


で、そこで次に持ちだしてきたのが、燃料費の増加、ってやつですね。


経産省は原発停止による火力発電の焚き増しによって、

2012年度に燃料費が3.1兆円増えたとしてる

んですけど、ここでも計算のごまかしがあるんですね。


で、経産省は2010年の、から過去3年の、原発の平均電力量っていうのを

発電量が2748億キロワットなんですけど、

泊3号機と大飯の3、4号機の発電量156億キロワットを差し引いた

2592億キロワットを

全て火力発電で代替したっていうふうにして

計算して3.1兆(円増えた)って出してるんですね。


しかし、実際には節電や省エネが進んだことがあって、

火力発電の焚き増し分は1827億キロワットに過ぎなかった

わけです。


つまり

766億キロワットも焚き増しが

水増しされた数字で計算してる

わけです。


しかもその火力発電の内訳を見るとですね、


燃料単価が高い石油火力が1206億キロワットも発電すると見積もられ

ていたり、LNGガスですね、この価格が

原油価格に連動する形の高い価格でそのまま計算されていて、


もうこのLNGの調達先を分散すればかなり節約が可能な数字なんで、

環境エネルギー政策研究所の試算によれば、


燃料費の増加分は3.1兆円の半分の1.5兆円程度だって

いうふうにしてるんです。


でも、

経産省は原発を再稼働させたいために、

燃料費の増加を過大に見積もってると言わざるを得ないと、

いうことだと思うんです。


アナ● 

一方、原発のコストはどうですか?

金子■ 

原発のコストもですね、今回の基本計画の場合でも、


2011年の12月にコスト等検証委員会が出した、

キロワットアワーあたり8.9円という数字を使っているんですね。


ちなみに

石炭火力は9.4円で、

LNGガス10.7円だと。


つまり原発が最も安いということなんですけど、これは

モデルプラントを使って50基全部が動くことを前提にした、

シミュレーションで試算したものなんですね。


で、何が抜けてるかというと、まず

2兆円ほどかかる追加安全投資の分がはっきり全部入っていない。


それから、

東京電力が自身が出している賠償除染費用が10兆円もあるんです

けど、これも入っていないんですね、全部。


で、燃料費の1.5兆円とは比べられないくらい大きいわけです。


で、それらが

実際には発電の発電コスト、発電単価を押し上げているんですね。


で、さらに

政府も原発依存を出来るだけ下げるとしているわけですけど、

原発を40年で減価償却して、廃炉引当金を積む事になっている


ので、もし途中で廃炉にすると、

原子力発電施設と核燃料の残存簿価ですね。


減価償却が終わってない分でけど。

それから廃炉引当金の不足が生じて特別損失として計上しなければいけない

わけです。


で、現時点で50基全部を廃炉にすると4.4兆かかる

と 言われているわけで、電力会社の経営を圧迫しちゃうんですね。


それゆえ、

電力会社は安全無視で原発を再稼働させたくなるわけ

ですけど、再稼働する原発が少 なければ少ないほど原発の発電単価は上昇

する事になるわけです。


つまり分母が小さくなるわけです。

で、私が

50基中28基をですね、廃炉にして

安全投資 10兆円の賠償除染費用を乗せて、

他の廃炉費用も乗せていくと、

政府のシミュレーション方式を使って試算しても、


原発の発電単価はおよそ20円、

キロワットアワーあたり20円近くとなる。


つまり、

火力の2倍になっちゃうと。もはやもう、

原発の経済性は全くないと。


で、問題はですね、

この経済産業省がですね、

省令一本で廃炉費用を電力料金に乗せられるようにしたこ となんですね。


原発はもう不良債権なんで、

その抜本処理が必要だと。その為にはもう電力会社に


発電、原子力発電施設と核燃料の残存簿価分と

廃炉引当の不足 額に当たる株式新株を発行させて、

それを政府が買い取って、


原発を電力会社から切り離して、

すでに事実上破綻している、日本原子力発電に集めると。


つまり 事実上の原発の国有化という抜本処理が必要なんだ

ということだと思います。


アナ● 

金子さん、ありがとうございました。

■特集 東京電力 救済で笑うのは誰か←週刊ダイヤモンド

2014-03-01 12:36:31 | 日記

■特集 東京電力 救済で笑うのは誰か←週刊ダイヤモンド
株式会社ダイヤモンド社より毎週月曜日に発売されている、
経済・金融・企業情報をタイムリーに伝えるビジネス誌、
『週刊ダイヤモンド』。
12月16日に発売される12/21号の特集は
『東京電力 救済で笑うのは誰か』。特集の読みどころは
下記のとおり。


──CONTENTS─────────────────
■特集
東京電力
救済で笑うのは誰か

Part 1 フクシマに漂う諦め
Part 2 東京電力が上げる“復活”の狼煙 
Part 3 電力“下克上”時代の到来 


──「東京電力 救済で笑うのは誰か」特集の読みどころ───

■汚染水が引き金を引いた
■東京電力“救済劇”の全貌


福島第一原子力発電所の事故からまもなく3年。
復興から取り残された形の福島では、「もう戻るのはあきらめた」
との声が多く聞かれる。だが、

事故を起こした当の東京電力は、さまざまな思惑のなかで“救済”
されようとしているばかりか、“復活”まで虎視眈々と狙っている。

「復興の加速」という美辞麗句の影でーー。


 2013年9月6日、ロシア・サンクトペテルブルクを出発し、
アルゼンチン・ブエノスアイレスへ向かう政府専用機、
ボーイング747の機体前方の
秘書官席では言い知れぬ緊張が漂っていた。
 
わずか30時間後に、20年五輪招致の総会を控え、
安倍晋三首相以下、官邸スタッフの元には

現地から「福島第1原子力発電所の汚染水問題がネックとなり、
苦戦」との情報が伝えられていた。

また日本では、東京電力の下河邉和彦会長が
「五輪で負ければ辞める」と周囲に漏らしていた。

「汚染水には触れざるを
官邸スタッフは、総会で首相が行うスピーチ原稿を書き直し、
首相も機内で演説の練習を続けた。ギリギリの路線変更だった。
 
こうして、東京五輪招致の決め手になった
「汚染水アンダー・コントロール」の演説は生まれた。
 
汚染水対策がおぼつかないこともあって、後の国会審議で、
この「アンダー・コントロール」が厳しい追及を受けることになる

のだが、一躍 “国際公約”となったことで、福島第1原発事故の
果てしなく厳しい現実が耳目を集めることになり、
国も本格的に対応せざるを得なくなった。

「福島の問題は国が責任を持たないと、前進しない」。
首相のスピーチからさかのぼること2週間前。
自民党内でも福島をめぐる議論がスタートしていた。
 
東京・永田町の自民党本部5階にある東日本大震災復興加速化本部に
大島理森本部長が復興庁幹部と共に、経済産業省や財務省、
そして環境省の局長クラスを次々と呼び、「勉強会」を開いた。

「震災3年を迎える前に福島に向き合わないといけない」として、
難題山積みの福島に関する復興提言をまとめるべく、
関係省庁の調整に乗り出したのだ。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

■除染費用の国負担で
■経産VS財務がバトル
■負担はすべて国民に

この動きは東電と、所管官庁である経産省にとって、
渡りに船だった。東電は総額10兆円規模の賠償や廃炉、
除染費用が重くのしかかり、当初の再建計画が破綻しかけていた。

昨年11月には社外取締役総出で国に支援を求めたが、
政権交代前夜だったこともあり、たなざらしになっていたのだ。
 
自民党の動きを察知した経産省は素早く動く。

上田隆之・資源エネルギー庁長官が早速、原発の現状を説明に訪れた
と思えば、経産省から東電に送り込まれた嶋田隆執行役も、
「除染費用は5兆円以上」と書かれた分厚い資料を持って関係各所に
支援要請に回った。
 
勉強会では
「廃炉と賠償は東電の責任でやるが、除染費用は復興の一部だ」
として除染の全額国費負担を訴えた。
同本部で委員長を務める額賀福志郎元財務相も経産省・東電に同調した
 
この動きに待ったをかけたのが財務省だった。
除染を所管する環境省と共に「除染は汚染者負担」と猛反対。

財政規律を重んじる財務省は、
汚染水対策として9月に470億円の国費が投入されたことも
我慢ならなかった。
 
衝突がピークを迎えたのは11月初旬。
上田エネ庁長官と、財務省の福田淳一主計局次長が、
加速化本部で向かい合っていた。

除染の費用を国と東電がどう分担するかの記述をめぐり、
「机の下で蹴り合うバトル」(関係者)を繰り広げていたのだ。

結局折り合いがつかず、大島氏が引き取った。
 
こうしてまとめられた与党提言には、
東電の廃炉・汚染水部門の分社化、そして除染の一部国費負担
が盛り込まれた。

大島氏は「東電救済ではない」と話すが、
東電にとっては何よりも欲しかった“救いの手”だった。


だが、国への支援要請で歩調を合わせた東電と経産省も、
内実は“同床異夢”だ。

国費投入と引き換えに東電に改革を迫る構えの経産省に対し、
東電側は「国の資金援助さえあれば改革はいらない」との姿勢が
色濃いからだ。
 
11月下旬を迎え、東電幹部は連日早朝から経営会議を開いて
新たな再建計画「総合特別事業計画(総特)」を策定している。

希望退職者約1000人の募集といったリストラとともに、
持ち株会社化、海外展開などの成長戦略、そして柏崎刈羽原発の
再稼働などが柱となる見通しだが、
その中身をめぐって両者は激しくぶつかり合う。
 
東電につぶれてもらっては困るのは、金融機関も同様だ。

本稿執筆の10日時点では、総特の素案提示を受け、
融資の詳細な条件を詰めているが、原発事故後、東電に2兆円の
緊急融資を実施してからというものの、
東電経営への関与の度合いを深めている。

融資を焦げつけさせるわけにはいかず、新たな融資には慎重だ。
 
しかし経産省は、そうした姿勢の金融機関を牽制する。
「国が国費を負担し、東電は新しい事業計画の下で賠償費捻出のため
に必死で成長するのだから、銀行も東電の将来のために融資すべきだ」
(経産省幹部)
 
こうした経産省のバックアップを受け、
東電は総特に2兆円の新規融資を書き込む方向だ。
 
福島第1原発の事故は規模もさることながら、かかる費用も巨大過ぎる
ため、東電をつぶすことはできない。まさに「Too Big to Fail」。

その点では政府、与党、金融機関、そして電力業界の認識は一致して
いるが、その思惑はばらばらだ。
 
政府は、汚染水の収束や福島の復興遅れが「東電任せ」だった
ことに原因を求め、「前面に出る」という姿勢をそれこそ前面に打ち出し
目下、与党提言を受けた具体策を次々と固めている。
 
だが、主体が東電であろうが、国であろうが、忘れてはならないのは
最終的にはすべて国民負担となることだ。

東電であれば後述する賠償スキームを通じて電気料金に転嫁されるし、
国であれば税金となって重くのしかかる。しかも、
かかる費用を鑑みれば、決して小さな金額ではない。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

『週刊ダイヤモンド』12月21日号の特集は「東京電力~救済で笑うのは誰か」
 
福島第一原子力発電所の事故からまもなく3年を迎えるに当たり、
これまで復興から取り残されてきた福島の復興加速策が急ピッチで
詰められています。
 
そのなかで、事故を起こした東電が、なぜか“救済”されようとしています。
背後には、国や金融機関、そして電力業界など、
さまざまなプレーヤーたちの思惑があるようです。
 
そこで特集では、なかなか進まない除染や賠償、
廃炉の現状と今後を詳しく解説すると共に、
東電救済の裏で繰り広げられている魑魅魍魎たちの壮絶バトルを
余すところなくお伝えします。
 
併せて、福島復興に伴って引き上げられることが必至の電気料金が
将来、にいくらくらいになりそうなのか、
シミュレーションしてみました。
 
東電が“救済”され、
国もメンツを維持し、
金融機関も守られ、
国民だけが泣く。
今のまま議論が進めば、
そんな事態が遠からずやってきそうです。
 
(『週刊ダイヤモンド』副編集長 田島靖久)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・


●『週刊ダイヤモンド』12/21号

【付帯情報】
・『週刊ダイヤモンド』12/21号(12/16売)の特集は『東京電力 救済で笑うのは誰か』
http://itm.news2u.net/items/output/118882/1