最近良く使う言葉に"Sense of urgency"がある。
そのまま日本語に訳すと”緊迫感”ということになるのだろうか?本当はもうすこし具体的なイメージの”(プロジェクトの)スピード感”という意味でいろいろ話をしたいんだけど、なかなかうまくいかない。Accelerate、expediteのような動詞を使って補足している。
…そういえば、ここ1~2ヶ月英単語整理が全く進んでいない。1週間に1一度、英語能力を少しでも向上させようと自分の朝のスケジュールに組み入れて、勉強しようというもの。3日坊主ではなかったが、情けないなあ・・・苦笑
結局、地道な継続能力がないと、いつまでたっても、他の人との差別化ができないってわかっているのに。
その反省→改善はさておき、米国での大きな課題のひとつに”プロジェクト期間短縮”がある。中期計画をしっかり策定していくことに成功し、リソース確保・平準化などを考慮することも定着してきた。しかし、いまだにひとつひとつのプロジェクトの期間が長い。本社へのレポートの中でも、”スピード感の欠如”として指摘を受ける事項だ。
スピード感がない、、、なんていう漠然とした指摘事項はそれだけだったら、どんな偉い人に指摘されようが、ただ無視するだけ。しかしながら、われわれの各分野の中期計画の期間をわれわれのビジネス環境変化のスピードと照らし合わせて、指摘をうけると、うなずかざるを得ない。
なぜ、計画が長くなってしまうのか?
・リスクを考慮しすぎるばかりに、Taskのひとつひとつが長くなり、Totalの長さに影響する。これは個々のプロジェクト詳細計画策定時の傾向であるが、中期計画にも同様。
・必要なリソース確保がなかなかできず、ボトルネックとなるリソースが、外から調達できないスキルで、それを育てるのに時間がかかる。…この点はわれわれの人事政策(雇用・評価・昇格など)に反映は実施しようとしているが、簡単には解決しない
・そもそも労働時間が違う。平日は19時くらいだろうか、休日は働かない・・・一部のマネージャーたちは夜中だろうが、休日だろうが仕事をしているようだけど。一般の人たちは日本のような労働時間とはかけ離れている。
…どちらが理想か?といわれると議論の余地はたくさんあるが、どちらが競争力があるか?という質問への答えはあきらかだ。
上記のようにいろいろ背景・理由はあるが、やはり、”スピード感”が各マネージャーに不足している感がある。
いろいろ話をしていると、”そんなことを言ってもできないものはできない”、”リスクをとれない”、”できない計画をたてても仕方がない”と返ってくる。これら自体はそれなりに理屈は通っているときはあるんだけど、それをいかに乗り越えるか・・・というものがないと、われわれの存在価値がないと思うんだけどね・・・苦笑
コスト削減、生産性向上と一緒で、コミットしなくても良いから、StretchGoalとして短期間で推進する計画をたてようじゃないか・・・と試みるんだけど。難しいな。
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