会社・自分に追い込まれる前に

人に言えない悩みについて、頭の中を整理

優れた情報

2007-05-26 14:23:08 | Weblog
ここ2週間、忙しかった・・・
ようやく一息。来年に向けた自分の仕事の仕方を整理した。

今まで書いてきたこと+α(50%増しくらいかな)をWordにまとめて、
プリントアウトして、いろいろ考えてまとめてみたらA4・7枚になった。
読み返してみると、まあ、こんなものかな、てなレベル。
これを2回、3回とブラッシュUPしていこう。

その中でやはり重要と思ったこと。
なんていっても
<意思・洞察の力>
・優れた情報を持ち、不足部分を仮説・洞察で補う。
・論理的な思考+自分の意思で目標を定められること

上記の中でも”優れた情報を持つ”ということ
仮説・洞察・論理的思考は訓練で磨ける。ここ1年半でまた結構進歩したと
思える。自分の意思も結構持てるほうだ。
ただ、優れた情報を持つのは工夫しないと難しい。

○業界、先端技術動向
 ・この辺はインターネットを活用すればなんとかなる。
  実際に毎朝起床後20-30分くらいかけて業界動向、自社の記事などを
  チェックしている。

○現場の情報 
 ・これ、難しい→仕掛けが必要。
  ツールを用意して、Metricsを定めて、時系列も含めて継続的に
  情報を集めないと、傾向がつかめず、現地現物で課題を捉えられない。
  お客様の生の情報、自分のProductLineの情報・・・最重要

○人を介して広がる情報
 ・これは常にアンテナをはっていないと。
  ある人がいってた。
  ”アンテナ高く、腰低く”
  腰を低くして、自分の持っている情報を他の人に提供する引き換えに
  相手の情報をもらう。
  …他社、異業種とのネットワークも時には必要だ。

一般知識、現場意の生の情報、自分の自己啓発・発想転換などに役立つ情報
この3つを常に意識して収集、常に頭の中にいれておかないと。
前に読んだ本に”数字2桁の重要性”というものがあった。
確かに、業界動向、現場情報などは数値を把握することは重要。その中で
頭2桁の数字を頭に入れておくととても役立つ。

優れた情報を持たないとなにも始まらない。
どんな情報をもてばよいのか、それらをとる仕掛け、これを事前に準備して
秋からActionをかけることこれがKeyかも。
 


虚しいというかなんと言うか

2007-05-15 12:32:26 | Weblog
こぼれ話

日曜日、車をぶつけられた。
髪の毛を切っているときに、アメリカのおばちゃんがHairSalonに
はいってきて”誰かの車がぶつけられたよ”と教えてくれた。
外にでてみると自分の車の右前がかなり破損・・・
周りに全く車がないのになんでぶつけるかな・・・
そして、その犯人は逃げたあとだった。

警察に電話をかけても・・・
”お前はなにをいってるんだ?”、”HIT&RUNか?なら警察に来い”
とのこと。
警察にいってヒヤリングをしてもらいレポートを作ってもらったが、
犯人は見つかる可能性は低いよ・・・を念を押された。
保険ははいっているものの、免責300$があり、300%を
覚悟しなければならないと思うと、むなしい・・・
HairSalonの従業員に証人になってもらい保険会社と交渉しようと
おもってるけど、確率は・・・

あーーー、どこにこの虚しさをぶつければいいのか・・・Blogを書いてます。

ps.これでアメリカに来てぶつけられたのは4回目。
 駐車場2回、路上で停まっているときに追突されたのが2回
 これだから運転が下手なアメリカ人は嫌だ・・・とは思いたくないけどね。

革新的、Global、自己規制

2007-05-14 02:27:06 | Weblog
続き・・・

c.中長期視野・革新的発想からの企画立案
g.グローバルにプロとして通用する力
 ・Diversityを理解できる、コミュニケーションができる
 ・各現場を知っている・・・抽象論・一般論を避ける
i.自己を規制する力

以上3つについて、(来年からの)自分の仕事のなかでどのように発揮していく
べきか。

”革新的発想からの企画提案”
これが難しい・・・少なくても私にとっては。そもそも革新的発想ってなんだ?
昔”ブレークスルー”の本を読んだことあるけどこれに近いのかな。
英語で言えば、Innovative? Progressive?
広辞苑で調べてみると、、、革新的とは
”制度や組織を変えて新しくしようとする傾向のあるさま”とある。
発想をつけると、上記を意識して形にしていくこと、、、かな?

ま、要は従来の延長線上ではなく、抜本的に見直す・・・ということと理解し
よう。
でも、気をつけなきゃいけないのは、えらい人(特に私がお世話になっている
会社の)がよく言う”変えちゃいけないものは維持する”ということ。

上記の理解の中で、どのような部分で革新的な発想を活かすか・・・
1.お客様へのプロダクトの企画提案
2.プロダクトを作っていく自分たちのプロセスの刷新であり、中長期的な
  改善もその中に入れていいと思う。

2の部分は方法論もで含めて結構考えているので良いけど、1の部分は言うの
は簡単だけど、なかなか。限りあるリソースの中から意識的に強い意志で、
企画提案部分にトップレベルの人間をアサインできるか。この手の仕事は、
一番難しい。


続いて、”g.グローバルにプロとして通用する力”
 ・Diversityを理解できる、コミュニケーションができる
 ・各現場を知っている・・・抽象論・一般論を避ける
Diversityという面では、Globalなマネージメント、製品の立ち上げを企画・展開して
いく上で、アメリカに長くいた経験が非常に役立つ。これは本当に会社に感謝。
 他の人種の人たちと交渉し、説得し、自分たちのやりたいことをGlobalに
実現していくというSkillは格段に5年前より向上した・・・というより、5年前
は”0”だった・・・Diversityのみならず、語学なども含め・・・苦笑

各現場を知る、、、という面が難しい。さすがに対象の各国の状況がどのような
状態か、しっかり把握するというのは大きなチャレンジだ。
現地現物で全てを知るには時間がかかりすぎる。効率的に進めるためにもチーム
で組織だって進めないと。なんの情報・指標・プロセスを把握しなきゃいけな
いか、歴史的な経緯・背景、人の情報、、などなどを整理。しっかりとしたテン
プレート(標準)を設けて、情報をチームでシェアする。
こんなような活動がいるのかな。

必要になって慌てふためくのではなく、日ごろから、必要な活動として仕事に
組み込んでおくべきだ。


最後に”i.自己を規制する力”
これは重要。でも、Specificにこの仕事で・・・というところではないね。
・人事評価
・パートナー選定 
 など私利私欲を100%排除すべき部分。責任権限が大きくなっていくほど
 常に意識しないといけない。

・日々の仕事の中での情報改竄・隠蔽をしてはいけないこと
 英語で言えば”Integrity”を確保すること。
 結構いろいろな場面で”まずい情報”をつい隠す、、、ということをして
 しまう。GOLFでスコアにこだわるあまり過少申告をしてしまうような類のもの。
 これは本当に自分を律しなきゃいけない。自分に対する”マイナス”の
 評価を恐れちゃいけない。→難しいよね。
 これについては、自分の部下・メンバーにも自然に守ってもらうようにしな
 きゃいけない。そのためには自分が率先しなければならない。
 
・妥協
 これも日々起こる。
 ”疲れたからここまででいいや、、、”という妥協。
 ”部下にいい顔したいから、いいよ”といってしまう妥協
 ”会議でこれを言わなきゃ・・・と思っても、自分に少し自信がなく
  まあ、ここでは何も言わなくてもいいや・・・”というような妥協こんな
  妥協をなくすためには、”自分を律する”というのはめちゃくちゃ大変だ。

自己規制の力っていうのはいろいろあるけど、最終的には人間の”人格”
”徳”のようなものを身に着けていく根本Skillのような気がする。
ちょっとまた儒教を振り返ってみるか・・・


ここまでで、自分の仕事の仕方(まずは考えるべきことをIndexとして)
を整理し、その中でどのようなSkillを身につけ、発揮しなければならないか
ブレーンストーミングしてきた。
ブレーンストーミングばっかりやっても仕方がないので、この辺で再度まと
め・・・一度今までとりとめもなく記述してきたことをプリントアウトして
眺めてみようと思う。


結構これ、時間かかるな・・・4月から初めて正解。
あと2-3ヶ月かかるよ。
そのころには、日本へかえること、どこに帰るのか決まってるだろう、きっと。

発揮すべきSkill(今まで考慮されていなかったもの)をどこで考えるべきか

2007-05-06 06:39:18 | Weblog
前の続き。
【a/b】【c革新的発想部分】【g】【j】が"仕事の仕方Index"に抜けてる件。

上記が私の仕事(特に翌年からの仕事)のどのようなところで、考慮され、
Skillとして発揮されるべきか。それを整理して仕事の仕方をrefineして
みようと思う。

a.洞察の力
 ・適切な状況判断
 ・優れた情報を持ち、不足部分を仮説・洞察で補う。
"優れた情報を持つ"
というところがまず重要と考える。
特に、1.今何が起こっているのか・・・2.何が起ころうとしているのか。
上記を
a.お客様の現場
b.自分のプロジェクトの現場
この2つから情報を把握する必要がある。

1-a:自分たちのプロダクトがどのようにしっかり使われているのか。
  無駄なサポートはなかったのか?
  評価はどうなのか?
1-b:自分のプロジェクト内局面局面でどんな問題(遅れ、品質→コストへの影響)
  がおきているのか、それが拡大傾向にあるのか、沈静化しているのか。
2-a:将来のお客様のビジネスでは何が起きて、それをサポートしていく
  ためのどの製品を提案していくべきか。
2-b:現時点での課題(キャパシティ、メンバーSkillなど)がどの程度
  なのか、それは将来抜本的に見直さなければならないのか。 

上記のようにカテゴリ(判断ポイントも含めてしまった)を常に・・・
どうだろう?a現在の情報はWeekly(ときにDaily)、bはMonthlyか
Qquarterly/SemiAnnuallyくらいで整理する。
そのときにやはり必要なのは"Toolとプロセスそして指標"だね。
洞察を加えていくということは言うまでもない。判断をするときに
事実→不足部分を補う洞察+意思→仮説→目標・課題→対応策
この順序で手をうっていくということだ。

上記を考えると、仕事の仕方の
4.上記3に関する自分の組織の”現状課題→idealな状態”
 ・需給バランス
 ・自分の組織の実力把握・・・各種指標、パフォーマンスレポート、過去の実績
 ・お客様からの声、評価
 ・Topの認識
これに現状・将来の情報のタイムリーな把握(含洞察・仮説)
を”どうすれば実現できるか”を詳細にいれこんでいけばいいということだ。
ある程度は今でも考えられている。肉付け要ということだね。


b.意思決定力
 ・論理的な思考+自分の意思で目標を定められること
 ・決断できること
 
これはありとあらゆるところで発揮しなければいけない
能力のひとつだけど、強いて言えば、、、

7.問題・改善目標と具体的なActionPlan
 ・パイロットプロジェクト
 ・メンバーへのアサイン…それぞれのキャリアUPとの関係確認
だろうか。
具体的な目標を定めて、それを”やる”・”やらない”を意思決定。
そのときにPortfolioを意識する。これはまさしく”How”ではなく
”Waht”。そして"for Waht","Who","By When"なども含めて決めると
いうことだな。
北米のビジネスで私がお世話になっている会社はかなり難しい意思決定
を最近たくさんしている。たいしたものだな上部の方々は。


【c革新的発想部分】【g】【j】
はまた今度。

GWも終わりだね。
私も夏にGW作ろう!

辛いできごと

2007-05-05 14:41:56 | Weblog
辛い出来事、、、真の当事者・家族はもっと辛かったと思う。

現在、あるプロジェクト立ち上げの真最中。
遅れるのが当たり前の風潮の中で、2年間納期を変えることなく
踏ん張ってきたプロジェクト。私もかなり中身まで入っていたせいも
あり思い入れも深い。

その最大の功労者である米人マネージャーが心臓発作/麻痺(HeartAttack)
で倒れてしまった。聞くところによると、3ヶ所心臓の動脈が梗塞を
おこしていたらしく、緊急手術によって命を取り留めた。幸い後遺症もなく
回復傾向とのこと。奥さんが医者であり、そのマネージャーの気分不調と
指のしびれよりすばやく病院にいったところ、病院で発作が起きたらしい。
…もし、病院にいってなかったら、奥さんが的確な判断をしてなかったら
 と思うと、ぞっとする。

そのマネージャーは納期・品質・コストを守るという意識が高く、私も非常
に評価していた。日本・本社に対する我々のCredibilityがかかっている・・・
とプロジェクトの成功を叱咤激励していた。食事にも何回か一緒にいき、
現在の我々の部門の課題や問題といろいろ議論した仲だ。

そのマネージャーが倒れたのはとてもショックだった。
仕事が全ての要因とは言い切れないが、影響はしていたことは明らかに事実。
”自分がそうさせてしまったのか・・・?”
ここまで考えるのは行き過ぎとわかりながらも、自己嫌悪・罪悪感に陥る。

Direct Report Lineは私でないので直接あれこれ考える立場ではないものの、
この気持ちの整理はここでしっかりつけなければならない。
そして、来年から自分は日本。
納期・コスト・品質、、、これを計画通り遵守していくのは並々ならぬSkill
・努力そして精神力が必要。おそらく40-50人の部下を持つことになるが、
しっかり”健康第一”で管理できるだろうか。”これ以上の無理はNG”と
判断をして、上部に対して自分の責任で”プロジェクトの遅れ”を進言して
いけるだろうか。
現時点でできるとは思えない・・・

でも、上記のようなリスクも考えて判断をしなければならない・・・という
ミッションにあることを今回の出来事は理解させてくれた。