会社・自分に追い込まれる前に

人に言えない悩みについて、頭の中を整理

武士道の義と儒教の五徳

2010-12-30 12:17:48 | Weblog
最近ひょんなことから新渡戸稲造の武士道を読んでいる。
原書は英語。英語・日本語併記の本も出ているので、それも買ってしまった。
…英語で読むのは単語が難しく、私にはなかなか大変・・・苦笑
武士道は英語で”Bushido…The Soul of Japan”
宗教教育がない日本でどのように道徳教育がされているのか・・・という
外国人の疑問から本は始まる。

ざっと中身を概括すると、、、
儒教と一緒?と思うほど、昔勉強した儒教に似ている。

儒教では”生き方”を考えるに重要なものとして、仁=人の道がある。
仁は儒教の基本”五つの徳”のなかでも重要な徳とされる。
仁も含めた五徳は、仁・義・礼・知・信。
儒教の教えは端的にいうとこの五徳の実践。
”生き方”を身に着けるということは、仁をベースとした徳をみにつける
ということ

仁:人を思いやる心
義:正義を貫く心
礼:礼を尽くす心
知:知徳を磨く心
信:人を信じる心


一方武士道は
義を”武士道の礎”としている。
…義は人の道なり、正義の道理が私たちに命じる、とのこと。
もちろん他にも、勇、仁、誠、名誉、忠義などがあるし、その中の
”仁”についても、儒教の教えから「王者の徳」としているが、
”義”を武士道の中で「もっとも厳格な徳目」として、一番最初に
紹介している。簡単にいうと
「自分の身の処し方を道理に従ってためらわずに決断する力」
とのこと。
はやり打算を考えてしまう人生の中でなかなか難しそうだが、
そもそもここでいう”道理”とは???

武士道では”正義の道理(義理)”とあるが、十分にな理解でができず。
その解説を読んでみるとなるほど・・・と思う。
簡単にいえば
”人としての正しい行い”であり、個人的な観念=モラル(道徳)。
実行しなければ罰せられる法律とは違う。
法律は明文化されているが、自己の観念に基づくモラルは心の中の”良心の掟”

ふーむ、と思いつつそれでは、”良心の掟”とは何か?
ここで儒教の五徳がでてくる。
五常の徳に沿って生きること、これらへの想いを良心という。
人を思いやって、正義を貫き、礼を尽くし、知徳を磨き、人を信じる。

ということは、”儒教の教えに従ってためらわずに決断すること”かい?
要は武士道は打算や損得を離れ、自分の欲望を律することにより、
「儒教を背景とした教えをいかに厳格に守って生きるか」
ということのようだ。


そりゃあ、難しいよ。。。と、すぐに逃げ=自分をなんとか正当化しようと
している自分、私には”The Soul of Japan”はないのか・・・苦笑





2010-12-11 16:09:13 | Weblog
今まで生きてきて、「歌に元気づけられた」ってよく聞くたびに、
そんなことあるかい?と思ってきたけど、最近、元気づけられる歌に
出会ってしまった・・・苦笑
よかったのか、ただ弱っているのか・・・


誰かを打ち負かすことでしか、幸せになれないというなら
誰とも争わない人生がいいって、そういうのかい?
だけど競争から降りるのは負けることから逃げてるような
そんな気がしてるからまた走ってる。
今年もまた終わろうとしているやり残した気分と来年の期待と

春夏秋冬季節よりも移り変わる僕らの心模様
希望も憂鬱も上手に飼いならしてくことさ

百花繚乱命の花、この街のなかでどんな色した
自分の花を咲かせることができるのか
心から

目の前にあること仕事って自分のためだけにあるように見えるけど
知らずに誰かを笑顔にすることがあるかもしれない
そうやって誰も見てなくても自分なりに決めたハードルを少しずつ
高く跳べるようになったら

もう一年また一年頑張ってみるよ。もしきみがいなかったらとっくに壊れている
めぐりめぐるどの時代も今が一番きついい時代だとそのときどきで誰もが
そう感じるけれど

来年も再来年もこうして君と一緒に「いれるなら年をとることも悪くはないと
おもえてくるんだ
心から