会社・自分に追い込まれる前に

人に言えない悩みについて、頭の中を整理

離婚

2019-06-29 22:54:05 | Weblog
身近で離婚があった。会社でも同僚・先輩・後輩など結構な数。今や離婚は普通だ。
ちょっと調べてみると、年間約20万組が離婚をしているそうだ(ちなみに結婚は約60万組)。離婚届ってドラマの中ではよく見るけど、実際の本物、そして自分自身が離婚の証人としてサインをすると、流石にいろいろ考えてしまう。

離婚の理由は様々。
よく言う円満離婚って、私の周りにはいない。
みんな結構な労力をかけ、経済的・精神的なダメージを受けて離婚している。でも、長い目で見るとだいたいは前向きかな。いわゆる「目先はしんどいけど、これ以上今を続けることよりは・・・」てな感じ。
経済的には結婚後の貯蓄された財産は半分で山分けだし、20年以上結婚していたら年金も半分になる。これからシニアになって収入が減る世代には結構なインパクトだ。

それでも離婚を決断して、実行する。
やはり余程のことなんだと思う。
さて、ここで自分は?
自分は離婚はしないと思うし、したくない。前述の経済的なディスアドバンテージが理由など仕方なく離婚しないのではなく、前向きに離婚したくないと今までは考えていた。
ただ、それが“何故?”と考えると、その理由が自分でもよくわからない。今まで考えもしなかったからなのか。もしかしたら、離婚したくないのではなく、離婚をするという選択肢を考えられないからかな。

そもそも離婚をしたら何かが得られるのか?
今が問題ないから、そのまま続けたい(続ける)だけか?
そんなことはない。。。


人間関係

2019-06-27 19:06:32 | Weblog
この前ニュースで、(高校生だったけかな?)会社選びのポイントで一番が「人間関係」だったということを目にして、ビックリした。
そもそも、人間関係なんて、職場にいる一人一人の人間で決まるもので会社で決まるものじゃないし、転職とか色々なことで職場も変わる。もちろん配属でも変わってくる。ただ、従業員が10人から20人の会社であれば、会社=職場だからそれも理解できなくはないけど。
自分の子供のリクルートアドバイスをしていた時に「御社の人関係はどうでしょうか」とか「御社を志望した理由は、社風がよく人間関係が良いと思ったからです」なんてことを聞いても良いか?って聞いてくるもんだから「絶対言うな!」って釘さした。
私がお世話になっている会社でも、メンバーとの面接の中で「人間関係の良いところで仕事がしたい」と言う希望をたまに聞く。まあ、正直その人への評価は少しだけど下がるね。

仕事では、人間関係を「条件」にしちゃいけない。人間関係は「与件」だ。どんな人間がいようとその環境の中で頑張れる、モチベーションを保てる、アウトプットを出せる、と言うのがプロであり、サラリーマンだ。確かにマネジメント側は人間関係を良くするように環境を整えることは必要だけどね。
仕事じゃなければ、そりゃあ人間関係は大事だよ。気の合わない人とは、一緒に遊びたくもないし、恋人にもなれない。麻雀、ゴルフ、飲み会、なんでもそうだよね。人間人それぞれだから、合わない人っているよね。そう言ってる自分も「私かっこいいって自分)とは合わない」って言っている人はいると思う。

でも、そもそも「人間関係」って何???
これも仕事、家庭、恋愛などなど、それぞれで求められるものって違ってくる。
仕事でいうと、なんか人間関係を重視する人って、表面上の「仲良しクラブ」を求めている傾向があるように思う。なんか、“気持ちよく仕事をしたい”ってな感じ。わかるけどね、そっちの方が楽しいしね。
でも、本当の人間関係って、私は“信頼感”だと思う。色々な意見があって、時にはぶつかるけど、相手の言うことをじっくり聞いて、同意はできないけど理解はする。そんな関係が本当の“良い人間関係”じゃないかなあ。仕事で良いアウトプットを出すためには、単に表面上で心地よく仕事ができるだけじゃないと思うな。そりゃあ、ボコボコにされ、否定され続けるのも辛いけど、自分が間違っていたらそれも仕方ないし、そういう時は逆にかえって感謝しないといけないよね。

まあ、自分も人間ができてないから、結構しんどいけど。。。
人に意見をする時は言い方には気をつけないとね。相手がどうとるか、相手に影響力を与えるには表面上のテクニックも必要だから。
人間関係、、、やっぱり大事だね。笑

シニアの市場価値その2

2019-06-09 14:15:34 | Weblog

久しぶりに時間がある週末。仕事も少しだけで終了、天候が悪く海にもいけない。
そこで、市場価値について、昨日前の書き込みで愚痴ったので、今度は自分ごととして、それでは自分は?ということについて、考えてみる。

自分の市場価値はあるのか?
自分はいま、会社を辞めたら(辞めさせられたら)、いくら稼げるか?
どうだろう?
よくて400万くらいかな。。。
その400万の機会をすぐに見つけられるか、、、どうかな。自信ないな。

いつかは会社を辞める、その時再就職を希望する時に何をしておかないといけないか、何を心がけていないと市場に認めてもらえないか。ちょうど良い雑誌の記事を見つけた。「定年後も活躍したいサラリーマンが日々心がける三か条」。
1.経歴書が書けること
・これ、ごもっとも。私も中途キャリア採用面接の面接官をすることがあるけど、肩書きなんてあんまり関係ないね。どんな仕事を経験して、どんな知見を持っているか、それがアピールポイント。
・これを書くためには、今まで参画したプロジェクト、そこで経験したこと、苦労したこと、それらを棚卸ししておくことが必要だ。ありがたいことに、今の会社は1年に1回、ミッションをどれだけ果たしたか、という面接がある。それはかなりしっかり実績も工夫したことも含めて書いてきたので、それを活用できる。

2.現在の会社における機会を活用すること
・これも、そうだなあ、と思う。今、幸運にもある会社の監査役もさせてもらっている。今までの子会社での若い人たちが面倒を見てくれる取締役なんてものではなく、
自分で監査役報告書を書かなければならない、会社法なども頭に入れなきゃいけない、そんな仕事。これ、しんどいけど、とても良い機会かも。

3.飲み代を自己投資をする
・これもその通りだね。これ、お金だけじゃない。時間も。。。
将来の自分のためにお金、時間をどのように使うか、真剣に考えるべきだと思うな。

あと、もうひとつ。この雑誌にも書かれていた。
「スキルのある謙虚なシニアが重宝される」こと。
やはり、謙虚であること。これ、前の書き込みでも書いたけど、めちゃくちゃ重要。
今までの役職なんてクソの役にも立たない。わからないことは周囲に素直に聞き、自ら動く、現場に出向く。WORD、EXCEL、PP、少なくてもこの3つをある程度使えて、自ら資料を作る。必要に応じて、若いメンバーに首を垂れながら、コミュニケーションをとれる。これ、やっぱり絶対条件だよね。

いろいろ人生考えるなあ。
なんか、麻生財務大臣が「これからのシニアは2000万円不足する(赤字になる)」って言ったそうな。人ごとじゃないよね、しっかり考えよっと。

シニアの市場価値

2019-06-08 20:23:29 | Weblog
市場価値

この時期、様々なメンバーとのキャリア面接のようなものをする。
若いメンバーは私の担当ではないけれど、それなりのポジションの人たちと面接をする機会が多く、当然ながら60歳直前の先輩の方々も多数存在する。
概して「新たな職場で頼りにされ市場価値をあげる人」逆に「自分の市場価値がわかっていない人」この2つに分かれるかな。

60歳を超えると、私がお世話になっている会社では、それなりに働いていれば、雇用は確保してくれる。給料は半分になってしまうものの、元々の給料が恵まれているので、半分になったところで、まだまだ世間から比べれば恵まれていると言える。それがなぜか賢い先輩の方々の中にわからない方がいる(もちろん、全員じゃないけどね)。出向している場合、その出向先でも“自分は価値がある”と思い込んでいる。それをそのまま出向先に態度でだしてしまう。そうすると、私のところに出向先のトップから「少し相談があるのですが、、、」と連絡が来る。
そんな人に限って、英語もろくすっぽ喋れないし、東京じゃないと、、、とか、今さらその仕事は、、、とか、リクエストが多い傾向もある。確かに、ある分野での経験、それに伴うの仕事の実力がある方が多い。だからタチが悪いんだよな。自分に自信がないか、もしくは自分のことを客観的に見ることができる、メタ認知能力がある人は、そんなことは言わない。また、そういう人について社内で活用先を探ると、、、「xxさんはちょっと。。。」ということがほとんど。
そんな状況が分からず、待遇を中心に私に主張してくる。私は心の中で「だったら、会社辞めて、自分で外に出て探せよ!」と叫ぶ。でも、そんなことは口の中で出さず、ぐっとこらえて、長々と今までの経験・出先での活躍に延々と耳を傾ける。ニコニコしながら、相槌をつきながら、それを左から右に流す。そうそう、昔のムーディー勝山のように(この人どこ行ったんだろう?)
ある人は、最後にこんなことを付け加えた。
「後輩の私と言い争いもしたくない」と。
そうだよね、諸先輩からすると、私なんて“ただ運に恵まれたから今のポジションにいるだけだろ”ってな感じなんだよね。ま、当たってるけどね(笑)。でも、運だろうがなんだろうが結果が全てな世界だ。
私としては、議論をしても全く問題ない。ただ、ここで議論をしても落ち着くところは一緒。“辞めてもらうか、ことらの条件をのんでもらうか”、まあ、そんな無駄な時間を費やす余裕はこちらにはない。

でも、この先輩方々の気持ち、そう言わせてしまう背景は理解しなければならないし、感情移入はすべきだと思う。それなりに会社に、社会に貢献をしてきた方々だ。当然、今でも学ぶべきところもたくさんある。

逆に、出向先のトップの方から「xxさんは来年役職定年なんですが、もう一つ上のランクになっていただき、もう1年役員として残っていただきたいのですが、、、」という相談が来る方もいる。
その方は主張はしっかりしているが、人の話をよく聞き口調も温厚。自分の待遇面などはほとんど口にしない。
当然ながら、若輩者の私にも丁寧な敬語、こっちが恐縮してしまう。
状況を私の上司に報告をすると、「やはり、ここまで来ると“人間力”だな。。。仕事の実力はそこそこで良いかんだよ。。。」とのコメント。確かにそうかもしれないな。ある一定以上の能力、経験は必要だけど、人間性がモノを言う世界だ。

近い将来、早けりゃ半年後?1年後?、私も同じ立場になって、若い後輩に面接をしてもらわなければいけないんだ。その時は、しっかり自分の市場価値を認識しようと思う。
泥にまみれて、自分の手を動かし、書類も作り、後輩を支えるよ。収入が必要ならね。それが嫌ならやめるだけさ。

人生を考える。。。

2019-06-05 21:37:28 | Weblog
最近、人生を結構考える。
誕生日が来たからなのか、令和に時代が変わったからなのか。

この年になると誕生日が来ても、全くめでたくもないし、また逆に嫌な感じもない。
自分の人生あと少し、競馬で言えば第4コーナーを回ったところであろうか。
「今若かったら、、、」「もう一度やり直せたら、、、」なんてタラレバのように、別にまた若い時に戻りたいわけでもないので、今の年齢を素直に受け入れることができる自分がいるのかな。
こんな自分が存在するのは、自分の人生は「何をgoalにするのか」、それが明確にあるからなのか、それをどのくらいの確度で実現できるのか、その目処がついていりからなのか、そう思ったりもするけど、本当のところは全くわからない。。。

白い巨塔を観た(かなり長いドラマなので、録画を見終わるまでに時間がかなりかかった)。ストーリーは昔と一緒で第3作目、世代を超えて、同じストーリーで役者を変えて復活するって、本当にすごいと思う。やはり、このドラマのテーマはどの時代にもマッチするからなんだと思う。それは、やはり「それぞれの生き方」「人は自分の人生をどう生きるか」なのではないかな。人生を考えるのは、白い巨塔をみたからかもしれない。

自分の人生、総じて悪くはない。いや、とても恵まれた人生だと思う。
そんななか、残りをどう過ごすか。。。これに悩む今日この頃。
第4コーナー、ここで自分で自分にムチを叩くのか。。。
それは自分のgoalに対してしっかりしろ!!!という感じなのか。
どうなんだろう?
ムチは必要なのだろうか。

重要なことは。。。論点が違うのでは?

2019-06-05 18:07:01 | Weblog
「子供を巻き込まず死ぬなら1人で死ねばいい」というあるネットの書き込み?について、議論が起きている。
私自身、この書き込みがどのような文脈でどのように書かれたものか、わからないのでなんとも言えないし、なんとも言うべきではないのかもしれないけど、言いたくなることはある。
・・・誰かに言いたいけどなかなか言えない時のはけ口としても、この書き込みは役に立つなあ。

どこかのNPO法人のかたを中心に「自殺を助長する」「社会が手を差し伸べるべき」「引きこもりの人間を差別的にみる風潮を助長する」などの意見が出ている。
このような意見が大きくなって、引きこもりの方々を刺激してつらい思いをさせてしまっているのは、この書き込みではなくて、この話をいろいろ取り上げて拡散させるメディアの責任が大きいように思う。

そもそも、死ぬなら1人で、、、というところが重要で、人を巻き込んで、つまり、道連れに人殺しをして良いわけがない。まず、それが大前提ではなかろうか。
確かに、引きこもりの人を助けなきゃいけないし、それはそれで社会が考えなければいけないけど、それとこれは別の話。引きこもりだろうが、誰だろうが、人殺しをしちゃいけない、ということ。それを忘れてはいけないし、そこを引きこもりの人だろうが、精神的に追い詰められている人に、いかにその価値観というか大前提を浸透させるか。。。そこを重点的に議論すべき。今の状況は議論のすり替え。

元事務次官の方が「自分の息子が家庭内暴力が外に向かうのではないか、、、」と心配して息子さんに手をかけてしまったことにつながったしまった。。。というニュースを聞いた。これは確かに関連性はあるかもしれないけど、もし、そうだとしても「死ぬなら1人で死ねばいい」を否定することはできない。元事務次官の方は相当いろいろ考えた挙句の究極の決断だったと推測するね。

自分の身近に引きこもりがいる、ということもあり、とても他人事とは思えない事件です。。。もう少し自分ごとに考えたいけど、今回の事件は「引きこもり」が原因ではない、このような事件を起こしてしまった一例に過ぎない。「“引きこもりが危ない”というのは良くない」と叫んでいるメディアの方々に強く言いたい。