狐の日記帳

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『甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実』/中村 計

2012年07月28日 18時02分15秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、中村 計のスポーツノンフィクション『甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実』を読んでいました。
 1992年の夏の甲子園大会・星陵VS明徳義塾の試合で星稜高・松井秀喜選手が5打席連続で敬遠された件を当時の選手や監督や関係者から取材してまとめた本です。



 読んだ上での疑問が一つ。

 松井秀喜選手が当時(実力はあるが)無名の選手だったらあれほどの騒ぎになっただろうか? 野球関係者には知られているけど世間的には無名の選手だったら? 
 スタンドに物が投げ込まれるような騒ぎになっただろうか? 
 メディアが勝手なストーリを作ってでっち上げすれすれの記事あるいは番組で煽ったりしただろうか? 
 高野連の会長が談話を発表しただろうか? 
 勿論、5連続敬遠なんて極端な作戦だから騒ぎになるとは思うけど、無名の選手相手だったならすぐに騒ぎが収まっていたかもしれない。

 でも、松井選手は高校3年生の時点で日本中が(勝手な)期待を抱かせてしまうような選手だったんだろうなぁ。

 日本中の皆がファンになり期待していた選手が勝負してもらえない。
 その事で騒ぎが大きくなったのかもしんない。

 でも、高校生だよ? 
 プロではないもの。
 高校生に周りが勝手に期待して勝手にストーリーを押し付け相手チームがその通りにしなかったら責め立てるというのは身勝手かもしんないと私は思ってしまいます。

 高校生らしさって何? 
 私なら「勝手に押し付けんな!」って叫ぶかもしんない。叫んでも無駄でしょうけどね。


 野球観なんて色々あるだろうし、そのぶつかり合いは面白い。
 それでは駄目なのかなぁ? 

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