狐の日記帳

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『未来視たち』/大原まり子

2020年03月10日 22時15分30秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、大原まり子の短編小説集『未来視たち』を読み返していました。

 巨大情報管理組織シノハラ・コンツェルンを築き上げた大シノハラは強力な超能力者。
 辺境星系政府や大企業などは念動やテレパスや未来予測が行なえる超能力者達は工作員として重宝している。
 シノハラ・コンツェルンの超能力集団はクローンによって維持されている。
 血で結ばれた一枚岩のような結束を誇るシノハラ・ファミリー。
 しかし7人目のクローンであるシンクは兄達と馴染まず……
 シンクは、シノハラ家の宿敵・コザイ家の少女とともに組織を離れて……。

 SF連作短編集です。

 収録されているのは、「ストラップレス・ウォーカーズの跳躍」と「シンパシー」と「炎の少女たち」と「グレーテルの焼死」と「アルザスの天使猫」の5編です。




 大原まり子の文章はお洒落なのです。
 テンポが良くて簡潔で美しい文章なのです。
 くらくら眩暈がしそうになる文章力なのです。


 面白いですよ。
 楽しめました。



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