狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『鍵』/筒井康隆

2010年07月14日 14時53分31秒 | 小説・本に関する日記






 昨日の夜は、筒井康隆の自選短編集『鍵』を読んでおりました。

 私、筒井康隆の小説は大好きであります。
 七瀬三部作とか、『旅のラゴス』とか、『パプリカ』とか、『農協月へ行く』(←こちらは短編集です)とか、『最後の伝令』(←こちらも短編集)とか。
 でも、一番好きな小説は『朝のガスパール』です。
 昔々、朝日新聞に連載されていたとか。
 出来ればリアルタイムで読みたかったです。
 でも、一冊にまとめられたものも十二分に面白いっすよ。


 この自選短編集『鍵』は、ホラーの短編集です。
 怖いっす。
 でも、スプラッタな描写はないので、スプラッタな描写が苦手な人でも読めます。
 日常に潜んでいる怖ろしいところを物語にしていて、面白くて怖いっす。
 私は、一番最後に収録されている『二度死んだ少年の記録』が一番印象に残りました。



 皆様。もうすぐ夏本番です。
 怖いお話を読んでみては如何ですか?
 筒井康隆の自選短編集『鍵』、お勧めです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悩みどころであります。  | トップ | アガパンサス、その2。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小説・本に関する日記」カテゴリの最新記事