昨日の夜は、原作・光瀬龍 作画・竹宮惠子の漫画『アンドロメダ・ストーリーズ』を読み返していました。
舞台は、アンドロメダ星雲の片隅に位置する惑星アストゥリアス。
コスモラリア王家の皇太子イタカは王に即位してアストラルタ3世となる。
即位と同時にアヨドーヤ王家のリリア姫と結婚式を挙げた。
コスモラリア王家とアヨドーヤ王家という大国の王家の婚姻は大国の結びつきに繋がりより強固な平和が訪れると多くの人達が喜び祝った。
数日後。惑星アストゥリアスに流星が降る。
無数の蝙蝠がコスモラリア王家の王宮内に入り込む。
王宮内で働く人達は知らぬ間に不審な言動を見せるようになる。
聡明で気性の良かったイタカ王も残虐で残忍な行動をするようになり、嫁いだばかりのリリア王妃は不安を覚える。
王宮は自立機械を生む工場に密かに変貌していた。
機械の蜘蛛がコスモラリアの大臣達の体に入って大臣達の心身を支配していく……。
やがてリリア王妃は妊娠して出産する。
生まれたのは不吉だとされる双子だった。
その為、双子の1人は密かに剣闘士のバルガに託された。
バルガは赤ん坊を娼婦に預ける。
機械に支配されたイタカ王は都を機械都市へと変え、国中が荒れていった。
アヨドーヤ王家は、コスモラリアが変質してコスモラリアの国が荒れているという情報に神経を尖らせていた。
アヨドーヤの王子であるミランは妹であるリリア王妃を案じてコスモラリアに出向く。
そこへ機械達がミラン一行に襲い掛かりミランは窮地に陥る。
リリア王妃とリリアの息子である王子ジムサと合流し、謎の女剣士の助けもあって一旦逃げ延びたミラン一行は船で脱出を図る……。
のだけれども……。
SF漫画であります。
このお話は非常にゆっくりと丁寧に始まるのです。
中盤まではじっくりと細かく描写がなされてお話を広げていくのです。
しかし、終盤に入ると一気に駆け足で収束していくのです。
おそらくは中盤の部分までが本来ならば最序盤のつもりでお話を作っていたのでしょう。
最初の構成ではもっともっと長大なお話として考えられていたのでしょう。
終盤で駆け足で物語を畳んでいるのは何か大人の事情があったのだろうと推察できます。
スケールの大きなお話なので、きちんとお話を作ってほしかったのです。
東洋風でもなく西洋風でもない不思議な不思議な雰囲気のある世界観。
長大な時間の不思議さを想起させるラスト。
スケールの大きなドラマ性とテーマ性があり。
それだけに終盤の駆け足で物語が収束してしまったのは残念。
しかし大人の事情があったのならば是非も無し。
面白いですよ。
お勧めであります。
舞台は、アンドロメダ星雲の片隅に位置する惑星アストゥリアス。
コスモラリア王家の皇太子イタカは王に即位してアストラルタ3世となる。
即位と同時にアヨドーヤ王家のリリア姫と結婚式を挙げた。
コスモラリア王家とアヨドーヤ王家という大国の王家の婚姻は大国の結びつきに繋がりより強固な平和が訪れると多くの人達が喜び祝った。
数日後。惑星アストゥリアスに流星が降る。
無数の蝙蝠がコスモラリア王家の王宮内に入り込む。
王宮内で働く人達は知らぬ間に不審な言動を見せるようになる。
聡明で気性の良かったイタカ王も残虐で残忍な行動をするようになり、嫁いだばかりのリリア王妃は不安を覚える。
王宮は自立機械を生む工場に密かに変貌していた。
機械の蜘蛛がコスモラリアの大臣達の体に入って大臣達の心身を支配していく……。
やがてリリア王妃は妊娠して出産する。
生まれたのは不吉だとされる双子だった。
その為、双子の1人は密かに剣闘士のバルガに託された。
バルガは赤ん坊を娼婦に預ける。
機械に支配されたイタカ王は都を機械都市へと変え、国中が荒れていった。
アヨドーヤ王家は、コスモラリアが変質してコスモラリアの国が荒れているという情報に神経を尖らせていた。
アヨドーヤの王子であるミランは妹であるリリア王妃を案じてコスモラリアに出向く。
そこへ機械達がミラン一行に襲い掛かりミランは窮地に陥る。
リリア王妃とリリアの息子である王子ジムサと合流し、謎の女剣士の助けもあって一旦逃げ延びたミラン一行は船で脱出を図る……。
のだけれども……。
SF漫画であります。
このお話は非常にゆっくりと丁寧に始まるのです。
中盤まではじっくりと細かく描写がなされてお話を広げていくのです。
しかし、終盤に入ると一気に駆け足で収束していくのです。
おそらくは中盤の部分までが本来ならば最序盤のつもりでお話を作っていたのでしょう。
最初の構成ではもっともっと長大なお話として考えられていたのでしょう。
終盤で駆け足で物語を畳んでいるのは何か大人の事情があったのだろうと推察できます。
スケールの大きなお話なので、きちんとお話を作ってほしかったのです。
東洋風でもなく西洋風でもない不思議な不思議な雰囲気のある世界観。
長大な時間の不思議さを想起させるラスト。
スケールの大きなドラマ性とテーマ性があり。
それだけに終盤の駆け足で物語が収束してしまったのは残念。
しかし大人の事情があったのならば是非も無し。
面白いですよ。
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