昨日の夜は、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のDVDを観ていました。
田舎で暮らす高校生の少女の両親が交通事故で死亡する。
少女と兄夫婦は両親の葬式を執り行い悲しみに暮れている。
その最中に少女の姉が東京から実家に帰省してくる。
少女の姉は女優を目指しているが上手くいっていない。
性格は自意識過剰で自分勝手。
姉と妹は、かつて妹が仕出かしたある出来事が理由で仲が悪い。
実家に帰ってきた姉は、少女と兄夫婦を引っ掻き回すことになるのだが……。
原作は、本谷有希子。
監督は、吉田大八。
出演者は、佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美、永瀬正敏、土佐信道など。
自意識過剰。冷酷な観察者。問題を抱え込んでしまう自爆型。お人好しであるが故に自己決定できない人。
田舎の濃密な人間関係。内側と外側。希望と絶望。
裏側に隠しているけれども人が誰しも持っている欲望をぐいっと表面に出して、突き付けるかのよう。
面白かったですよ。
楽しめました。
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