狐の日記帳

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『アオイホノオ』第20巻/島本和彦

2019年01月03日 22時50分42秒 | 漫画・ゲームに関する日記



 昨日の夜は、島本和彦の漫画『アオイホノオ』の第20巻を読んでいました。

 1980年代の初め。
 大阪の大作家芸術大学に在学している焔燃は将来ひとかどの漫画家になろうと燃えていた。
 己の才能に根拠のない過剰な自信を持ち、様々な分析をする。
 大作家芸術大学には才能に溢れる連中がたくさんいて……。

 新連載の漫画に七転八倒しながら焔は大学の課題の映像作品で友人達の作品を手伝う。
 一方、ダイコンフィルムの面々は新たな動きをはじめていた……。

 島本和彦自身の自伝のような自伝でないようなお話です。





 空回りしながら勢いよくじだばたともがくひりひりするような青春物語です。

 自分の現在の能力を完全に把握して実力がないことを自覚してそれでもじたばたと足掻く……。
 その様をユーモラスに描いています。
 ようやく何者かになろうとし始めている焔。
 でも何も分からずじたばたしながら何処に向かっているのか分からぬまま迷いながら突っ走っています。


 面白かったですよ。
 続きが楽しみです。


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