狐の日記帳

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『果つる底なき』/池井戸 潤

2013年03月28日 18時02分39秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、池井戸潤の小説『果つる底なき』を読んでいました。
 池井戸潤の小説を読むのは「下町ロケット」に続いて2冊目です。



 銀行の融資課課長代理が主人公の都市銀行の内幕を描いた小説。
 主人公の同僚で友人の男が突然不可解な死に方をする。
 死んだ男は死ぬ直前に主人公に「これは貸しだからな」と謎の言葉を残していた。
 翌日、顧客の口座から金が引き出されて死んだ男の口座に送金されていたことが発覚する……。


 企業小説とばかり思っていたのですが、企業小説ではあるのですがハードボイルドでもありました。
 吃驚しました。
 面白かったですよ。
 でも、できれば殺人がないほうがいいかな。
 池井戸潤が書くなら、殺人のない陰謀のほうがより面白い小説になるような気がする。

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