
少し前に山の多い地域に行ったことがあって驚いたことがあるのです。
その地域の山々にあった段々畑や森林が消え去り、急斜面を削って太陽光パネルがびっしりと建てられていました。
感覚だけで述べるのならば、異様な光景でありました。
豪雨で山が崩落したりしないのかしらん?
山の斜面にびっしりと建てられた太陽光パネルはしっかりとした基礎工事がなされた上で建てられているのでしょうか?
形状は風で吹き飛びそうな形状です。
前職で看板屋に勤めていた経験から述べるならば、かなり頑丈に基礎工事をしていないと台風クラスの強風が吹けば吹き飛んでしまいそうな形状です。
太陽光パネルを立てる為に段々畑や森林を潰しているので山の保水力は急激に低下しているはずです。
もし強風で吹き飛ばないように基礎工事をしっかりしているのならばより一層のこと山の保水力は低下しているはずです。
土砂崩れの危険性はないのでしょうか?
そして山を通すことで濾過されていた水は今後は濾過されることなく川に流れ込むことになります。
川に流れる水の透明度は低くなるでしょう。
そうなれば川に住む動植物の種類が変わる可能性があります。
太陽光発電はいずれ太陽光パネルの廃棄の問題が出てくるでしょう。
この問題に今のところは解決案は何処からも出てきていません。
電力料金の高騰も招いています。
この問題の解決策も今のところは何処からも解決策は出てきていません。
段々畑や森林に一度太陽光パネルを設置したならば、元に戻すことは至難の業となるはずです。
それでもお金を得られるのならば多くの人が畑や森林に太陽光パネルを立て続けることでしょう。
人にはそれぞれの事情があるのです。
太陽光発電のプランは山々の風景を一変させる可能性があります。
山の森林が消えたならば山に住む動物達の多くが消え去るかもしれません。
保水力が落ちた山は大きな災害をもたらす可能性もあります。
土砂崩れの危険性が増えるかもしれません。
その為の対策をとれば大規模な工事が必要となり大金を投入しなければならなくなります。
さらに清流であった川が濁った水の川となる可能性があります。
そうなれば都市部や沿海部にも影響が出てくることでしょう。
この状態から抜け出ることは可能なのでしょうか?
全ての人がWIN-WINの関係になれる解決策はあるのでしょうか?
エネルギー問題は生活の問題であり人の生死に関わる問題でもあります。
安易な解決策を採用すると害悪を生み出すことになります。
太陽光発電は我が国の国情では今のところは環境に悪い発電システムと言えます。
そして太陽光発電は災害に弱い国土を作る発電システムと言えます。
現実に危険な所は全国で無数に存在しています。
災害を引き起こす可能性があります。
現在、日本は現実を踏まえた上で事実を踏まえた上でエネルギー政策を議論する環境にあるのでしょうか?
イデオロギー先行のエネルギー政策は害悪を生み出します。
政党間の議論ではきちんとした現実的な事実に基づいたエネルギー政策の議論をしていただきたい。と思っているところなのでございます。
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