養生の要は自ら欺くことを戒めてよく忍にあり。

　本日５月１８日は、アンティオキア公国がマムルーク朝スルタン・バイバルスにより滅亡した日で、長久手の戦いがあった日で、将軍徳川吉宗の子と偽って勘定奉行・稲生正武に見破られた天一坊改行が処刑された日で、イギリスがアミアンの和約を破棄してフランスに宣戦を布告した日で、フランス上院がナポレオン・ボナパルトを皇帝に推挙した日で、ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』が発刊された日で、ロシア皇帝ニコライ２世の提唱によりオランダのハーグで第１回万国平和会議が開会した日で、阿部定事件が起こった日で、南京で中華民国憲法施行後に初めて立法院が招集された日で、ジャクリーン・コクランがＦ-８６セイバーで１０４９.８３km/hの記録を出して初めて音の壁を破った女性となった日で、フィリピン・モンテンルパのニュー・ビリビッド刑務所で減刑・助命の活動をしていた加賀尾秀忍教誨師が歌手・渡辺はま子から前年のクリスマス慰問の際に贈られたアルバム型オルゴールを持ってマラカニアン宮殿を訪問してエルピディオ・キリノ大統領と会見してオルゴールを贈り日本人ＢＣ級戦犯全員の早期釈放と帰国を要請した日で、韓国の戒厳司令部が金大中・文益煥・金鍾泌・李厚洛など２６人を騒擾の背後操縦や不正蓄財の嫌疑で逮捕して金泳三を自宅軟禁して政治活動の停止や言論・出版・放送などの事前検閲や大学の休校などを盛り込んだ戒厳布告を発表した日で、光州市の全南大学と朝鮮大学に配置された陸軍第七空挺旅団の三三大隊と三五大隊が全南大学の校門前で学生と衝突した日で、ネパール議会の全会一致で国王の多くの権限を奪う５月１８日法が通過した日です。

　本日も倉敷は晴れであります。
　最高気温は二十五度。最低気温は十一度でありました。
　明日も予報では倉敷は晴れとなっております。



　本日は私はお仕事がお休みの日なのであります。
　先日から風邪の神様に憑りつかれていたのです。
　風邪の神様を祓うのに、手間を取っていたのです。
　お仕事は接客から外されて事務処理をしていたのですよ。
　昨日漸く、ほぼ復調したので接客に戻る事を許されました。

　でも闇上がりなのでもとい病み上がりなのでまだふらふらします。
　囁くのです。私の魂（←魂と書いてゴーストと読む）が。お眠りなさいと。

　せっかくの休日なので養生して完全回復しやふと思っているところなのでございます。

『グラスホッパー』

　昨日の夜は、映画『グラスホッパー』のＤＶＤを観ていました。

　薬物中毒者に婚約者を殺された鈴木は、薬物中毒者を操った人物がいるという情報を手にする。
　鈴木は、その人物・寺原が経営する会社に入社して寺原とその人物の息子のことを探ろうとする。
　しかしある日、寺原の息子が鈴木の目の前で車に轢かれて死んでしまう。「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。　
　上司に命じられて押し屋を追う鈴木。しかし婚約者を殺された過去を寺原に知られてしまい……。

　監督は、瀧本智行。
　出演者は、生田斗真、浅野忠信、山田涼介、波瑠、麻生久美子、菜々緒、吉岡秀隆、村上淳、宇崎竜童、石橋蓮司、金児憲史、佐津川愛美、山崎ハコ、など。
　原作は、伊坂幸太郎の同名の小説です。　
　原作は私はまだ読んでいません。





　面白かったのです。
　何だか分からないことに自分から首を突っ込んでいるのにさらに何だか分からなくなってしまう主人公の右往左往ぶりはお見事に表しているのです。
　しかし全く別の物語が同時進行していてそのお話が主人公とどう絡んでいくのだろうと観ていたら、最後まで絡まない。orz。
　この全く別の物語も魅力的ではあるのですが、ほとんど主人公と接点がないのです。何でこのお話が入ってくるのか分からないです。
　おそらく原作では全く違う処理がされてあるのでしょう。蝉と鯨の二人の殺し屋のお話は意味があるものとしてお話に組み込まれているはずです（原作を読んでいないので推測なのですが）。
　しかしこの映画では蝉と鯨の二人の殺し屋のお話が組み込まれている意味がよく分かりません。このお話は魅力的で面白いのですがこのお話があることで全体がまとまっていないのです。

　面白かったのです。
　でも首をかしげるところがありました。
　なので原作の小説を読んでみたいと思っているところなのでございます。