狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

鈴蘭(スズラン)その8。

2016年05月15日 20時23分47秒 | お花に関する日記






 本日5月15日は、聖徳太子が推古天皇の摂政に就任したとされる日で、謀叛の疑いをかけられた右大臣蘇我倉山田石川麻呂が中大兄皇子に攻められて山田寺で自害した日で、天文学者ヨハネス・ケプラーが惑星の運動に関する第3法則を解明した日で、後金が国号を清に改称した日で、群馬事件が起こった日で、神戸初の百貨店として白木屋神戸出張所が開店した日で、五・一五事件で内閣総理大臣犬養毅が襲撃され殺害された日で、アメリカから沖縄が日本に返還された日で、東ドイツと日本が国交が樹立した日で、ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻でソ連軍が撤退を開始した日で、Jリーグがヴェルディ川崎対横浜マリノス戦で開幕した日です。

 本日の倉敷は晴れのち曇りでありました。
 最高気温は二十五度。最低気温は十六度でありました。
 明日は予報では倉敷は雨となっております。お出かけの際はお気を付け下さいませ。



 上の写真に写っているお花は、「鈴蘭(スズラン)」です。
 鈴蘭のお花に関しては、2015年5月4日の記事2014年4月29日の記事2013年4月27日の記事2012年5月3日の記事2011年5月22日の記事2010年5月13日の記事2009年4月23日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2015年と2014年と2013年と2012年と2011年と2010年と2009年の鈴蘭のお花の記事です。


 鈴蘭のお花の花言葉は、「純潔」或いは「繊細」です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その好むところ見て以てその人を知るべし。

2016年05月15日 18時36分36秒 | 知人、友人に関する日記




 ある夜の事。

 狐は先輩と一緒に或るパブリック・ハウスのカウンター席に腰をかけて、絶えずミルクを舐めてゐた。
 狐は余り口をきかなかつた。が、先輩の言葉には熱心に耳を傾けてゐた。
 「『取敢えず麦酒』という注文の仕方があるよね」
 「『取敢えず麦酒』という注文の仕方はあります」
 先輩は頬杖をしたまま極めて無造作に私に質問をした。
 「その注文の仕方は御麦酒様に対して失礼な注文の仕方とは思わんかね?」
 御麦酒様???
 「御麦酒様に対して全く敬意が無い注文の仕方である。取敢えずとは何事か?」
 先輩は御酒全般が大好きである。勿論、麦酒も大好きである。愛していると言つても良い。先輩は麦酒と結婚すればよいのだ。
 「君は異性に『取敢えず君』と言われて嬉しいかね?」
 さう言はれたなら……。むかつくかもしれませんねぇ。
 「さうであろ。そして御麦酒様には各種銘柄の名前があるのだ。きちんと銘柄の名前で注文するのが御麦酒様に対する礼儀であろ」
 さうかもしれません。しかし。先輩は麦酒を愛しすぎです。皆が其処まで麦酒を愛しているとは限らないのですよ。
 「ふむん?」
 先輩はお喋りを止めて考え込んだ。
 私の言葉は先輩の心を知らない世界へ神々に近い世界へと解放したのかもしんない。
 私は氷とカルーアを注文し、割賦の中で混ぜ合わせてカルーア・ミルクを作り舐めた。
 先輩は言つた。「皆が其処まで麦酒を愛しているとは限らない? う~む? 分からん」

 狐は何か痛みを感じた。が、同時に又歓びも感じた。
 人の生き方とは様々なものであるな。面白ひものだ。

 そのパブリック・ハウスは極小さかつた。
 しかしパンの神の額の下には赫い鉢に植ゑたゴムの樹が一本、肉の厚い葉をだらりと垂らしてゐた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『チャイナタウン』

2016年05月15日 15時59分37秒 | 映画・ドラマに関する日記






 昨日の夜は、映画『チャイナタウン』のDVDを観ていました。

 ロサンゼルスで私立探偵をしているジェイク・ギテスはある日、モーレイ夫人と名乗る女性にホリス・モーレイの身辺調査をすることになった。
 ホリス・モーレイは市の水道局の幹部でダムの建設に反対している。

 調査の結果、ジェイクはホリスが若い女性と密会しているところを写真に撮影することに成功する。
 しかしその直後、ホリスのスキャンダルは新聞で報じられてしまい、ジェイクの仕事は意味をなさないものになる。
 さらにホリスは何者かに殺害されてしまう……。
 しかもジェイクに依頼したモーレイ夫人と名乗った女性は別人と判明して……。

 監督は、ロマン・ポランスキー。
 出演者は、ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、ダイアン・ラッド、バート・ヤング、ペリー・ロペス、ジョン・ヒラーマン、ダレル・ツワーリング、リチャード・バカリアン、ロイ・ジェンソン、ジョー・マンテル、ブルース・グローヴァー、ベリンダ・パルマー、ジェームズ・ホン、ランス・ハワード、など。

 ハードボイルドです。


 お話が2転3転と転がっていくのですが、伏線の張り方が見事。
 ミステリで優れているのですがさらに人間描写が秀逸です。
 剛質で硬質なお話なのですが結末を予感させるセリフやお洒落なセリフもあって楽しいです。

 面白かったですよ。
 傑作であります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする