昨日の夜は、上田早夕里の小説『菓子フェスの庭』を読んでいました。
神戸の洋菓子店「ロワゾ・ドール」で働く中堅パティシエの森沢夏織は、西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」の新作作りに抜擢される……。
そんな時、先輩パティシエの恭也が東京から帰ってきて……。
『ラ・パティスリー』の続編で『ラ・パティスリー』の五年後のお話です。
ミステリーの要素は無くなって、お菓子業界と百貨店業界のお話で職人さん達のお話で切ない恋のお話となっております。
『ラ・パティスリー』で、主人公達の恋のお話はその後どうなるのだろう? と思っていたお方には嬉しいお話です。
しか~し、恋のお話でもあるのですが、主要な3人は誰一人として告ることなく物語は終わります。お洒落です。
この『菓子フェスの庭』でもお菓子の描写は秀逸です!
この小説を読んでいると、やはり甘いものが食べたくなります! チョコレートが食べたくなります! 洋菓子を食べたくなります!
よだれじゅるじゅるになりますよ。
面白かったです。