きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

Endless SHOCK

2010-03-08 20:10:06 | 観劇・ミュージカル
帝劇での初演から10周年のSHOCKシリーズ。

今年はその記念の年という事で年間100回の上演と大幅に公演回数が増えたのですが、チケットの入手は相変わらず困難を極めて、今年はもう観られないかもと半分ぐらい諦めていた所、運良く、チケットを手にする事ができました。

物語はショービジネスの世界に生きる若者たちの友情や恋、葛藤などを描いた、いわゆるバックステージもの。
衝撃的な事件を経て、完成度の高いショー作品を上演するというお話。
お話の内容は、特に目新しいものではないのですが、劇中劇として、繰り広げられるショーの場面が毎回、素晴らしいので、ショーを観たくて(すごくお気に入りの場面があったりする)チケット争奪戦に参戦している感じです。

この作品を観るまでは、日本で完成度の高いショーを上演しているのは宝塚だと思っていたのですが、それよりもすごいショーがあったんだというのが、その時の印象。
歌はいわゆるミュージカルの歌唱ではないので、その点は宝塚の方が上だとは思いますが、場面転換やダンスフォーメーションなど、細かい所まで緻密に計算されていて、観ていて楽しいです。

マスコミでは派手なフライングとか、アクション場面が取り上げられる事が多いのですが、それ以外の場面も本当に見ごたえがあります。
私が好きなのもごく普通のショー場面(1幕のAMERICAやスパニッシュなど)なんですけど、ショーの楽しさが伝わるのが好きです。
そして、他を圧倒して印象に残るのがラストの夜の海。マイナーな曲調ではありますが、この作品を代表する曲として、心に響きます。

これだけの舞台を毎日上演されている出演者の皆さんに関しては細かくコメントする立場にはありませんが、昨年、今年とヒロインのリカ役をされている佐藤めぐみさんが、本当に舞台に立つのが楽しそうで、その気持ちが伝わってくるのが観ていて嬉しかったです。

又、このハードな作品の先頭に10年も立ち続けて、カンパニーを引っ張り続けている堂本光一さんは大変な努力をされているのだろうと思います。その努力と研鑽に心から拍手を送りたい気持ちです。
Endlessになってからは、作品の構成や演出、音楽などにも携わっておられ、主演者でありながら、製作者でもあるというこの才能はもっと評価されてもいいんじゃないかなと思ってしまいました。

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