きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

信貴山朝護孫子寺

2010-07-05 20:41:34 | 寺社めぐり
久しぶりに奈良へ行ってきました。のち

昨年、日本橋のまほろば館で朝護孫子寺のパンフを手にした時から、来年は是非ここへ行こうと思い込んでいた。

朝護孫子寺は物部守屋と対立していた聖徳太子がこの地で物部氏討伐を祈願したところ、毘沙門天が現れ、戦勝の秘法を受けたと伝えられ、毘沙門天の出現が寅年・寅の日・寅の刻だった事から、寅年には奥秘仏の開帳が行われています。

そして、今年はその寅年。12年先には行けるかどうかわかりませんから、是非、奥秘仏が開帳されている時にという事で、7月がラストチャンスだったわけです。


この日はあいにく雨模様でしたが、この日以外に行けそうな日もないし、なんといっても偶然ですが寅の日でしたから・・・。




京都から近鉄で移動中は、かなりのどしゃぶりだった天気もお寺の入り口のバス停に着いた時には小康状態で、多少の蒸し暑さはありましたが、歩いていてもさほど気にはなりません。

道沿いには紫陽花がたくさん咲いていてとても綺麗だなあと思って歩いていると何故かウグイスの声が時折聞こえてくるのが何とも不思議。

バス停から10分程歩くと、見えてきました大きな寅の張子。そして、その奥に霞んでみえるのがご本堂です。

まほろば館で貰ったパンフの境内図で想像してたよりは建物の距離は短いのですが、山に建てられているのでアップダウンが多くて、結構汗だく・・・。
しかも、今どの辺りなのか上手く掴めない。と思いながらもご本堂に到着。

せっかくなので内陣に入って、間近でお顔を拝見しようかなと思ったのですが、本堂では崇拝者の方々のお名前を読み上げている最中で、なかなか終わりそうにありません。

仕方がないので、お参りできる所から覗き込むようにしてお参りをしてきました。
でも、何だかとても満足したのが自分でも不思議でした。




境内には張子の寅以外にも、様々な所に寅の像があったのですが、そんな寅の像の中で撫で寅という撫でるとご利益があるという像があってとても印象に残っています。
撫で牛はよくありますが、この寅の隣には撫で兎さんもいらっしゃいました。

余談ですが、寅という事で阪神と書いたお札が売られているのはさすが関西だなあと思ったのでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする