中学生になったら？

四年生の時に買ったこうバクダンの２２インチの自転車。


いつまでもおっきくならないのでちっさいままで乗ってたが、周りはみんな背も伸び、新しい自転車を買ってビュンビュンかっこよく乗ってる。



最近は剣道の後輩も新しいのを買い



「こうの自転車ちっちぇーっ！」



とバカにされ、



「ママ、買ってよ…。」



とガックリ肩を落とす息子を不憫だと思ってたら、じぃちゃん＆まぁちゃんにも訴えたらしく、早速、買いに行ってきた。



今まで買ってた大きな自転車屋さん。



かっちょいいのがいっぱいあった。



…。デカい…。



「乗ってみたら？足着く？」




ビミョーにフラフラ。



恐ろしい…。


「これからもっと背、伸びるハズなんですけどねー。」




たまたま付いてくれた、かわいい女の子の店員さん。



「あー、これはー…。足つかないと危ないですねー。せめて中学生くらいにならないとー。」




…。…。…はぁっ？



うちのこんなクソチビ息子でも半年後には中学生なんですけどぉぉおっっっ？？？！！！



ちっさいけど、そのために来てるんですけどぉぉおっっっ？？？




ここではコイツに２６インチは売ってくれないのね。




はぁ。ありがとうございました。結構です。





その後もこうバクダンと何ヵ所も周り、「今、何年生？六年生なら、これから伸びるだろうし、２６かなぁ？」と教えてくれるお店もあり、その人に喜び、その横で「本人は伸びるつもりらしいんですけどねぇ。」と冷めたハハを横目に、たった一台しかない２６インチに決めかける息子を止めながら疲れたのナンの。




「オレ、もうちょっとイケると思ってたのになぁ…。」



呟くこうバクダン。




？？？




「ホントはもうちょっと足付くと思ってたんだぁ…。あんなに言わなくても…。」




かわいい店員さんに言われたのがそんなにツライのか？！



テメェは短足なんじゃなくって、ジャストナウちび、なだけだ！！！




「明日は○○まで行くぞ。ヘタしたら27にしろやぁっ！！！」




二人で自転車購入のドライブは続きます。