高橋のブログ

不定期に..

ブルックナー交響曲第3番

2012-03-04 18:27:02 | 日記
来週、久々にこの曲の実演に接してきます。初稿ではありません。スクロヴァチェフスキ・読売日響(サントリー)。
私が師事した先生は先日、定年退職され、寂しい限りですが、こればかりは仕方ありません。





この第3番、前回、生で聴いたのはいつか?と思い返してみたのですが、多分、それは「若杉・大阪フィル」公演だったと思います。
朝比奈さんが亡くなった年です。朝比奈さんが振る予定だったわけです。病床でこの曲のスコアを読んでいたそうですね。

この追悼演奏会、しかしながら偲ぶどころか、どうも演奏の完成度が高くなく(音程も怪しく、また管楽器のミスも多かった)、ひどい演奏を聴かされた!と嘆きながら
帰った記憶があります

その前はとなると朝比奈・新日本フィル、朝比奈・東響です。


第3番に限らず、朝比奈亡き後は、ブルックナー演奏会にはやや足が遠のきました。そんな中、スクロヴァチェフスキのブルックナーが人気急上昇。
老人指揮者=大指揮者と簡単に言えるとは思えないのですが、彼の指揮するブルックナーに終演後の一部聴衆は熱烈拍手を続けます。
それは、まさに朝比奈最晩年の演奏会を思い出すような感じ。

ただ私はスクロヴァチェフスキのブルックナーには「枯れた味わい」「重厚さ」を余り感じません。やや早めのテンポで軽快。
朝比奈のようなズシン!と来る音は聞こえてきません。フルトヴェングラー、朝比奈等を好む私としては、やや方向が違います。
でも数年前の第8番は素晴らしかった。


今度の第3番はどうでしょう?ザール放響とのCDと解釈はあまり変わっていないのか?


第3番は実は自称ブルックナーファンの私でも一番聴かない曲です(^^;)。正直、つまらない。ブルックナーに失礼ですけど。

第1楽章冒頭やフィナーレの輝かしい終結部は、まさにブルックナー以外の何者でもない音楽ですが、展開部に飽きが来ます。
スケルツォもやや平坦。CD聴いても、途中で止める事が多いです。

初稿は面白いですが。

でも、この第3番が一番好きという方も知り合いにいます。昔、一緒にあるオケで活動していたフルートの女性。ベーム盤を愛聴しているようです。

あまり聴かないとはいえ、第3番のCDも何十枚と持っています。私も聴くならベーム盤もしくはショルティ盤かなぁと思いますが、それでもなかなか聴きません。
ただショルティ盤を初めて聴いた時は、あのショルティが、こんなにしみじみとした音楽作りになったのか!!と結構、衝撃を受けたことは覚えています。



フルトヴェングラーは第3番は1回しか演奏会で取り上げなかったと記憶しています。

対してマタチッチ、ザンデルリンク等は好んでこの曲を何回も指揮しました。

いろいろですね。アマチュアオケでも第3番をやる演奏会はあまり無いと思います。第4番はやたら多いですよね。
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