高橋のブログ

不定期に..

【都民交響楽団第124回定期演奏会を聴く】

2017-09-02 22:39:50 | 日記


フォーレ「ペレアスとメリザンド」
ラヴェル「ダフニスとクロエ」(全曲)

東京文化会館午後6:30開演
合唱:ソニーフィルハーモニック合唱団
管弦楽:都民交響楽団
指揮:末廣誠

今回は珍しく土曜の夜に公演です。都民響ファンはやや年輩の方が多いだけに、集客はどうかな?と思いましたが、
ホール4Fまでほぼ満席(5F席は半分弱の入り)でした。

開場前はスタッフが何人もロビーにいて整列指導。Aさんのジュニアが精力的に活動中。見かけてちょっとだけ話をしました。
益々頼もしい青年になってきましたね。

私は3F中央の1列め端の席だったのですが、同じくらいの年齢の男性から席を替わって欲しいと言われ、3F中央の本当の1列中央席へ。
中央席なら中央だろうが端だろうが、あまり変わらないと思うのですが、何かこだわりがあったのかもしれません。

配布プログラムを見て驚き!フォーレは「ペレアス」!!なんと私、勝手にレクイエムだと思って昨夜、何種かレクイエムのCDを聴いて予習?してしまいました。
チラシにも「ペレアス」!って書いてあるのに!!「ダフニス」はミュンシュ盤、クリュイタンス盤等を聴いてきました。

開演時刻となり、塚田さん、大内さん、あんぬさんを始め、団員がご登場!やはり重鎮.塚田さんの存在感強い!!

最初の「ペレアス」ですが、木管楽器が少し固いかなぁと思いました。全体にやや小さくまとまったかなぁという印象。
ただ、それが末廣さんの解釈だったのかもしれません。


ここで休憩。


後半の「ダフニス」では、その木管楽器群が別人のように活躍しました。この曲は配布プログラムにも記載されてましたが、吹奏楽コンクールの定番曲。
今でもコンクール自由曲でよく採用されているようです。私が高校の頃、この曲をコンクール自由曲に選んでいた学校が結構あったので、かれこれ約40年??
ラヴェルもびっくりでしょう。当時、駒大吹奏楽部の演奏録音を聴いて、たまげたことがあります(^^;)。

今回、都民響で聴いたわけですが、すぐ感じたのは、木管セクションは誰もがオケ吹きの音色になっているということです。
単に吹奏楽上がりの人がオケで吹いているということではないということ。明らかに吹き方が違います。オーケストラの合奏経験豊富な人の奏法でした。
それは何というか、弦を意識して吹奏しているというか、そういう水準だということ。特にクラリネットにそれを強く感じました。

「ダフニス」は第3場は、あまりにも有名で、ここはそれなりの技量を持つオケなら、カチッと決めてくるでしょう。それゆえ、私は第2場に注目しました。
ここの荒々しい音楽を実力集団である都民響がいかに演奏するのか?盛り上げて静かになり、また盛り上げるという場面転換の激しい場ですが、
物語を知って接すると、あたかもオペラのように聞こえ、ステージでクロエが必死に格闘している様子が見えてきました。名演。



ソニーフィルハーモニック合唱団は女声パートは高音域は見事でしたが、それ以外でちょっと個人差を感じました。それでも高い水準にある合唱団かと思います。

とにかく都民響は水曜午後6:30-練習!また団員は定期的に技量試験を課せられるという非常に厳しいオケであり、そこで仕事と両立して奮闘するのは並大抵のことではない
と思います。

」心から音楽に向き合いたい!その為には相当な努力をする!!そういう思いで活動されていると思います。今後も応援していきます。

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