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音楽大好き男の徒然なる日記

7区間「全く使わず」半数超 JR赤字8区間の住民調査

2024-01-31 | 鉄道
北海道新聞 2024年1月30日付記事
「7区間「全く使わず」半数超 JR赤字8区間の住民調査」
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/969443/?ref=top

JR北海道が国や地元などの負担を前提に存続を目指す赤字8区間(通称・黄色線区)を巡り、
JRと沿線自治体は1月30日、
路線の利用促進などを目指す調査・実証事業の結果を発表した。

沿線住民に利用頻度を聞いた調査事業では、
「全く使わない」との回答が宗谷線を除く7区間で半数を超えるなど厳しい結果に。
観光促進などの実証事業は一部で目標を上回ったものの、
大半が集客に苦戦して低調だった。
 
調査・実証事業は区間の特性に応じ、観光や都市間輸送における利用促進を図り、
住民の需要も探りながら収支改善につなげる狙いで、昨夏から実施。
調査事業は各区間で高校生を除く18歳以上の沿線住民に対し、
郵送調査によりJRの利用頻度や意向を尋ねた。

その結果、「週2回以上」使うと答えたのは宗谷線の10%が最高で、
その他の区間は0~3%程度にとどまった。
「全く使わない」と回答した割合は宗谷線では44%だったものの、
その他の区間では58~91%に上った。

一方、今後の利用意向の調査では、
各線区とも5割前後の住民が「今後も利用する」、
または「今後は利用する」と回答した。
 
「全く使わない」との回答が日高線で9割に上ったことなどについて、
JRの萩原国彦常務は
「データとファクト(事実)に基づき客観的に見てどうするか、
地域の方と打ち合わせて考えていきたい」と述べた。
 
利用促進を図る取り組みでは、
釧網線のノロッコ号の運行が1便当たり目標150人のところ168人が利用。
このほか、釧網線と花咲線で観光列車や自転車を積み込める列車を運行し、
おおむね目標を達成したものの、
室蘭線や日高線での観光促進など、大半の取り組みが低調だった。
 
フラノラベンダーエクスプレスを札幌から乗り換えなしで富良野線に直通する延長運転や、
室蘭線・日高線でのバス利用と組み合わせた観光促進策などは、
目標の半数に届かなかった。
 
JRと沿線自治体は、コロナ禍で実施できなかった計画や
効果の出なかった取り組みの見直しを進め、
2024年度以降も実証事業を続ける構え。
 (文章執筆:桜井翼 氏)

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