造作家具を作るには、大工が作る家具と家具工事の専門の工場で作る家具に分けられます。
大工工事で作る家具は一般的に無垢の板やフリー版を使って作るテーブルや本棚などが多いように思います。
家具工事で作る家具は工場でオリジナルの家具をつくってから、完成品を部屋へ搬入して設置するタイプで、工場は設備も整っているため、現場では難しい精巧な家具をつくることも可能です。
造作家具は、置きたい場所にあわせて、細かくサイズを調整で来ますし、収納する物に合わせて、サイズ感や収納方法を決められるのも、スペースが無駄にならず、どんな樹種・色味の材種を使うのか、パーツはどんなデザインにするのか、一つひとつ好きなものを選ぶことができます。
既製の家具で、サイズも素材も色味もイメージにぴったり合うものを探すのは一苦労ですが、造作家具なら手間も時間も少なく、理想の家具をそろえることができます。
大工がフリー版で加工したウオークインクローゼットの棚