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内需拡大による経済成長?

2012-06-07 | 経済

ここ数年、経済問題について色々考えることがありますが、自分なりの考え・結論・・・・ボチボチ・・・・職業柄・色々・社会制度の矛盾を感じるわけです。

 

内需拡大による経済成長・・・・・・幻想にすぎず、ありえない・無理 

医療・介護などの分野で雇用を拡大し、暮らしをよくする・・・・・?   でも、経済成長にはならず? 

お金が循環すれば、みんなよくなるという幻想は? 

 2010.10.17 の日記より引用

経済の謎① 
 昔、マルクス・エンゲルスが、ものを加工し・手を加えてより価値を高め、利益をあげる、労働という概念を明らかにしました~うまく言えないのですいませんが。
内需拡大拡大で経済成長をという幻想?それは、みんなが、将来の不安から、消費せず貯蓄し、あるいはは、賃金が上がらす~むしろ減少するので消費減少し~経済活動の縮小を招く悪循環。ある意味では、内需拡大により経済活動を活性化はさせる事も必要ですが、それで経済成長は無理だと思います。江戸時代のように自給自足なら可能でしよう。労働し農業で食料増産しようにも~恵まれた農地・広い国土が、たがやす農業機械を動かす石油が、農業機械を作るにも~鉄が。手を加えるーもの・資源が国内にある・自給自足出来るならということ。
内需拡大しようにもその為に必要な資源・エネルギー・食料などのかなりの部分を輸入しないと駄目という大きな矛盾に陥ってしまいます。
つまり、内需拡大して経済成長する前提条件として、輸出でき外貨獲得出来る競争力がないと駄目なわけです。
植民地時代の欧米列強は植民地からタダ同然で資源や労働者まで手に出来たし、二十世紀初頭のアメリカはありまる資源と国土を持っていたわけで~内需拡大によって成長も加速したと思います。
江戸時代は日本は金・銀などの世界有数の輸出国だったんですが、石炭も昭和中ごろまではかなり自給してました~でもそれは昔の話!
医療や介護などで雇用を作ることは出来ても、これらサービス業では経済成長は出来ないはず。海外からこれらサービスを受ける為に、わざわざ日本に来てくれる人が、いっぱい発生すれば別ですが。逆にそれ為に必要な、資源・エネルギーのかなりの部分は輸入しないと駄目。自動車を動かす為の石油、作る為の鉄、・・。

経済の謎② 米・中 
 だいぶ前の、消費税の増税問題の論議の時、増税してお金を吸い上げても、そのお金は国が支出して国内に循環するので、つまり、国に循環するお金をうまく増やせば、消費は拡大し、生産活動も活性化し、経済成長も可能になる~そういう理想論を展開していたように思います~管さん。
雇用の拡大につながるかも知れませんが、内需拡大にもつながるかも知れませんが、経済成長は出来ない!
耕す、豊かな国土がある、掘れば石油・ウラン・鉄などが産出でき、資源・エネルギーがあれば、自給自足出来れば可能ですが。
何回もいいますが、それらの大半を輸入しないといけない、そのためには、変わりになるものを輸出しないといけない!江戸時代のように金銀はもうないんです。
日米の貿易摩擦が深刻になり、アメリカの対日赤字が膨大になり・それが改善するどころが増える一方の頃から、アメリカは日本に対して、輸出依存体質から脱却して、内需拡大・輸入増加を催促し・・・特に、バブル崩壊後の経済対策も加わり、日本は公共事業などに財政・税金を投入し、内需拡大を図ってきたわけですが・・それではたして経済成長できたのか。付け焼刃の雇用対策にはなったでしょうが。残ったのは財政赤字と道路・ダム・港湾・空港・箱物・・などの不良債権の残骸のみ。バブル以降の経済対策・内需刺激策で、ほとんど経済成長などできずむしろ停滞し、本当に必要な設備投資・研究開発・成長産業の育成などに投資が進まず、(価格)競争力の低下をまねき、ついには韓国や中国にまで追い越され、国際的な地位の低下にまで陥ってしまいました。
一方、アメリカはその貿易赤字を何で補ってきたかというと、アメリカ国債を買ってもらうこと、債権などを売ることによる資本の流入で補ってきたわけです。ここ十年ぐらいの世界経済の推進力は、アメリカの旺盛な消費活動の増大(内需拡大)による所がお大きかったわけですが、それをサブプライムローンなどの不良債権を世界中に買ってもらうことにより補っていたわけです。そして、サブプライブの暴落、リーマンシック・・でアメリカはもう内需拡大での成長物語は崩壊し、逆にドル安容認し、輸出主導での経済成長を考えている状態に・・・。アメリカも昔のように資源輸出ではなく、農産物以外はかなり輸入に頼っているわけ、内需では成長できなかったわけです。

リーマンショック後、世界の経済の頼みの綱は中国になったわけですが、その十億以上の国民の膨大な消費に期待し、中国の内需拡大による中国・世界の経済成長に期待してます。でも、その中国でさえ、まだ途上国の「頃は石油・鉄鉱石・食料まで輸出していたんですが、今は逆にほとんど輸入に逆転し、世界最大の消費国になりつつあります。その内需拡大により成長しようとしも、やはり、その資源・エネルギーを輸入しないといけないという矛盾があり、結局大量に安い製品を世界中に輸出して外貨を獲得しなくては、内需拡大もできないことに!
今は、元の為替を低めに設定して輸出競争力を維持しその旺盛な輸出にささえられての内需拡大を続けているわけです。これがいつまで続のか?

やはり、行き着くところ、自給自足できない限り、内需拡大だけでは経済成長はできない、その必要な資源・ネルギーなどを海外から購入できる高い競争力の後ろ盾がないことには。
内需拡大を目指すにはそれなりに外需(国際競争力)が必要で、そのバランスがとれてないとダメということに。


・・・これが僕の結論・・当たり前のことですが。
①で日本、②で世界のこと、最後に全世界ではどうか・・これは③で記入。

中国に関しては、最近の中国の反日運動に関する報道で、貧富の格差に対する不満というのがあるらしいですが。
中国の内需拡大による成長で、植民地時代の欧米列強がタダ同然で海外から資源・労働力をもってこれたのと同じように、貧富の格差により国内で資源・労働力を安く調達できるという面も考えられます。これが続けば、内需拡大でも相対的には成長できるのかも? 

 

経済の謎③・・地球的には 
 最後に地球的にはどうなるか?
個々の国・地域で考えれば、内需(消費)と外需(輸出)とことになりますが、地球全体でいえば、みんな内需・消費ということになります。資源・エネルギーは地球上のものを個々の国ででうばいあっているだけです。
紀元前、19世紀、20世紀にくらべ・・内需は拡大し、経済成長し、それなりに生活は豊かになってきているわけです。内需による経済成長・・・自給自足できてきたわけですから。そればどこかで、鉄・石油・ウラン・石炭は出てきたし、土地も農業できる豊かな穀倉地帯を作ることできるだけあったわけです。
みんな、地球の資源・土地、あるいは過去の生物や地球活動で蓄えられた化石燃料、・・などを利用していることに。
でも無限大ではなく、本当は限りあるもので、ましてや内需拡大による経済成長で人口が爆発的に増えつつあり、益々の内需拡大・・・でも土地には限りあり、少雨による干ばつ・砂漠化などにより農耕用の土地にも限界あるいは減少・・資源の枯渇などで、このままでは内需拡大による経済成長も無理になりつつあります。
地球レベルにおいても、内需拡大による成長(人口増加)はほぼ限界に近づきつつあり!

以上、僕の訴えたいことわかっていただけたでしょうか?
異論反論もあるでしょうが。
ここ数日・一週間ぐらい、ズート考えていたんですが。なかなかうまく自分の考えをまとめ表現するというのは難しいことです。
もう少し、整理してわかりやすく説明できればいいんですが。 

 

 

以上 昔の日記より・・・多少なりとも参考に。 

 



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