どこかで花が

あなたから私に私からあなたに

雪まろげ

2011年02月17日 | 日記
        大学病院の中庭で咲いていた山茶花

雪が積もった日に、こんな句を思い出した。「きみ火を焚け よき物見せん 雪まろげ」曾良の来訪を喜んだ芭蕉は、君は火を焚いて暖まっていてくれ、良いものを見せて上げよう人里離れた所なので何もご馳走できないがと、嬉しくて雪を丸めて無邪気にはしゃぐ芭蕉の様子で(調べると43歳の時の句)この年齢で?と面白い。『雪まろげ』この言葉、ご存じだったでしょうか?私の好きな言葉です。雪を転がして丸めて大きな玉にしたもので(雪だるまのもとのような物)雪まろばし、雪まるげ。もう少しと調べるのも大変でしたが、源氏物語の朝顔(槿)の巻の中で「わらべは おろして 雪まろばしせさせ給ふ」というのをやっと見つけました。(光源氏と紫の上が雪遊びする童女を眺めている絵もある) ※朝顔がムクゲ(槿)の古称でもあることから「槿」が(あさがお)と表記されることがあるそうだ。これも収穫でしたが、あ~奥は深い。難しいのでこの辺で…
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