晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

海の見える理髪店

2016年07月03日 | 
海の見える理髪店   荻原 浩 著

短編集でした。
表題の「海の見える理髪店」・・ほんわかのんびりして、著者は最近メルヘンタッチが好きなのかな~
老人の店主が生い立ちを独白しながら髪を切る・・
その波乱万丈の人生に思いをはせるのは、お客さんとして初めてやってきた若い男。。
なんか、、いいです~最後にやっぱり!と。

崩壊と再生・・
しんみりと心に響きました。
なんと、直木賞にノミネートされたらしい。何回目!?
そろそろ快挙のニュースがききたいですね

老境の美徳   曽野綾子  著


曽野綾子先生のエッセイ、またしても勉強になりました。
85歳・・私の母と同じ年かと思うと、ため息がでます。だってうちの母はもう、介護の世話になるばかり
のおばぁさんですから~

確かに、人の生き方はそれぞれ全く違うし、年齢でひとくくりにできないけれど、、曽野先生の言葉にはいつも
驚きと感心です。
たとえば、、老人は適当な時にこの世を去る義務がある、とか、皆平等はないとか、平和な暮らしなどない、
とか、、厳しい~でも納得で、敬虔なクリスチャンならではの思想に基づいてるなぁとも思う。
マスコミへの批判も相変わらず。

私もこの先、曽野先生のような強靭な精神力で人生を乗り切っていきたいものですが・・
ちょっと悲しいようなしんどいような・・

最新の画像もっと見る

コメントを投稿