晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

散り椿

2017年08月30日 | 
散り椿   葉室麟 著

再読!

やはり、いいのですよ~時代劇大好きな人にはたまりません。
葉室先生の珠玉の作品です^^

物語は・・

かつて一刀流道場の四天王と謳われた勘定方の瓜生新兵衛は、上役の不正を訴え藩を追われた。18年後、妻・篠と死に別れて帰藩した新兵衛が目の当たりにしたのは、藩主代替わりに伴う側用人と家老の対立と藩内に隠された秘密だった。散る椿は、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるもの―たとえこの世を去ろうとも、ひとの想いは深く生き続ける。秘めた想いを胸に、誠実に生きようと葛藤する人々を描いた感動長編!

Amazonコピペしました~

お家騒動に藩内における権力争い、よくあるパターンですが、悪家老をとっちめてそこへ正義の剣士があらわれ
バッタっバッタと斬りつけて~の話で終わらないのですよ。

以外にもミステリー仕立ての藩の不祥事があり面白い!
そして、友情、夫婦愛、武士の一分・・これはもう日本人美徳ですね
大切な人への想いを貫くためには命をも顧みない。切なすぎます。。。

途中、、これはラブロマンスなの?と錯覚するほど、切ない想いに身がよじれましたよ(*_*;

 くもり日の影としなれる我なれば
   目にこそ見えね身をばはなれず

これは、、篠さんが嫁ぐ前に、想い人だった采女に送った歌です
 
最初、わからなかったですが、これはかなりの意味深長で・・勘違いすると夫には嫉妬が生まれます、それを逆に利用して
彼を生かそうとする妻の想いなんですよ!
なんと・・切なすぎますね~

ちなみに・・映画では、きっと「新兵衛」役が岡田君でしょう。剣の達人ですし^^
楽しみです~

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