松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは体を緩めて精神情緒は安定し無理なく自然である状態のこと
この太極拳導引の基本要求は実は奥深いものらしく…

練習メモ_練習と鍛煉

2017-11-08 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
今年の練習会スケジュールが後半にさしかかった頃
師から練習と鍛煉について話があった。

自分が理解できた範囲でまとめると
練習は動作の型や套路を覚え理解するために行うもの。
鍛煉は只ひたすらに集中して動き続けるもの。

運動としてとらえれば両者ともに
それぞれの効果が得られるが、
内容的にみると、やがては鍛煉の域で行いたいものだなと
思わせるものがあると感じた。

但しこれは両者を比較して優劣を問うているものではない。
練習の積み重ねの先に鍛煉はあるし
鍛煉内容は練習の質が大きく影響すると思うから。
どちらも等しく大切なものであり、切り離せないもの。


個人が主体的に行えるのは練習と鍛煉だが
練習会のように複数で指導を受ける環境では
どうしても練習が主体となる。
だから「練習会」なのかもしれないけど。

師がなぜこのタイミングで話されたのか。
これまでの師の指導の仕方から推察すれば
これはもう次なる指標に他ならない。
めざすは、それぞれなりの「益寿延命不老春」。


太極拳導引はあくまで個に焦点をあてる。
内観を主とするので
内なる一体感を味わうことで整体観を体感として味わう。
そうすることで協調からうまれる和みを覚(し)る。
その感覚を磨きあげていくことが鍛煉なのかもしれない。

個という、ある意味狭い世界での調和を体感し
理解を深めていくことで
やがては外的なるものとの協調へと広がっていくのだろう。


鍛煉は孤独であるからこそ
個性を尊重した練り上げが可能となる。
そして養生もまたその人の体質気質といった個性を
尊重する考え方がベースとなる。

太極拳導引が養生法として理にかなっていることは
こうした背景からも理解できる。





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