ヨッシーの道楽趣向-別冊-【yoshy's Garage】

【Welcome to yoshy's Garage ♪】

【ModifyRecord(7) - Overcoming vulnerabilities -】

2018-09-19 | Modify

Web-yoshy'sGarageへようこそ♪
管理人のヨッシーです。

ModifyRecordの第7回は、
『Overcoming vulnerabilities』
脆弱性の克服というお話しです。

2011年の夏...。
愛車にツーリング道具を満載にし
旅に出掛けた...。
- Introduction -
~ Go to Miyazaki ~
この旅は、
ツーリングを楽しむという以外に
もうひとつの目的があった。
それは...
宮崎で「ある人物」に直接お会いさせていただき、
質の良い(自分の理想とする)
車体を手に入れる為の
「意見/見解」を得るというものだった。
それは、
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2を
『Modify』すると決断した時より
心に決めていたものなのである。

神戸三宮フェリーターミナルより、
『宮崎カーフェリー』に乗船し、
九州は宮崎に上陸です。
この旅は、
ZRX1100というMachineの
「車体剛性」の核心に迫る為のものなので、
目指すは「太陽の国/宮崎」なのだが...。
BigEvent(お楽しみ)は
最終日に取っておくことにして、
ぐるり九州を巡ってみることにした♪

このModifyRecordは、
「Modify記」であり
「ツーリング記」ではないので、
この旅のことは
軽く触れておく程度に致します。
<サンメッセ日南のモアイ像>
イースター島の長老会から
日本で復元する許可を得て、
復元されたモアイ像。

<佐多岬>
佐多岬展望公園より、
 北緯31度線上に位置する
本土最南端の岬を望む。

<桜島と叫びの肖像>
小規模噴火を繰り返しながら
噴煙を上げる...桜島。

<叫びの肖像>
長渕剛/桜島オールナイトコンサート会場跡地は
「赤水展望公園」の
桜島溶岩を使ったモニュメント。
ここからは、
錦江湾を挟み鹿児島市街地を望むことができる。


<産業遺産/曾木発電遺構>
夏季限定でその姿を現す
神秘的な産業遺跡「曽木発電所遺構」

<熊本城>
熊本県のシンボルでもある熊本城。
別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」と呼ばれ、
加藤清正が中世城郭を取り込み改築した平山城。
平成28年に発生した熊本地震で
大きな被害を受け、
現在は「見せる復興」で修復中である。


<長崎>
夜景、異国情緒、温泉、
世界遺産、教会群、島旅...
人々を魅了する観光スポット満載の街。



<阿蘇山/草千里ヶ浜>
阿蘇五岳の一つ、
烏帽子岳の北麓に広がる火口跡にある
78万5000平方メートルの大草原と、
雨水が溜まってできたといわれる池とが織りなす
自然のコントラストが非常に美しい景勝地。

<原尻の滝>
大分県筑後大野市は「原尻の滝」は、
平野のど真ん中に
突然ぽっかり姿を現す巨大な滝。
大きな弧を描く美しい滝は、
「東洋のナイアガラ」とも呼ばれている。
滝上の「遊歩道」に
オートバイをとめ撮影すると...。

<おちかラーメン店>
熊本県山都町(矢部町)は「通潤橋」を
見学した後は...。
矢部の名物「おちかラーメン」
古典的な熊本ラーメンを味わえます。


九州をぐるりと巡り...
この旅の主目的を果たす為に、
『MOTOR CYCLE PRODUCTS/Wheelie』
さんにお伺い致しました。
(事前にアポイントは取ってあります)
そう...
「ある人物」とは、
宮崎県宮崎市でオートバイのパーツ製造・販売、
オーダーによる
各種パーツの製作を営まれている、
「Wheelie CO.,LTD」の社長である富永氏です。
画像でもわかる様に、訪問時は豪雨...。
『こんな雨だから、来るとは思いませんでした』
と驚かれる奥様に、
挨拶もそこそこに雨粒を拭うタオルを
ご用意していただくというご迷惑までお掛けして...。
皆さんの「びしょ濡れの訪問者」にも
嫌な顔ひとつせず
「笑顔」で出迎えて下さるという、
温かい心遣いにとても感謝しました。
Wheelie CO.,LTD

『雨の中大変だったでしょ...』
と奥様に入れていただいた
温かい珈琲を飲みながら、
少し社長とお話しをさせていただいた後、
製造工場を案内していただきました。
社長は、
どの様な質問に対しても質問の内容以上の...
技術や材質・加工工程等々の細部に至るまで、
親切・丁寧にお答え下さる
とても気さくな方でした。
息子さんも作業の手をとめて、
ビレットパーツ(切削部品)の説明を
懇切丁寧にして下さいました。
『こういう部品(ビレットパーツ)はどう思う?』
と試作品まで見せていただきました。


細かい部分まで作業場を案内していただき、
開発中(2011年当時)のGTフレームも
見せていただきました。
社長からオートバイに対する
様々な考え方をお聞きしたのち、
いよいよ「Wheelie」さんを訪問した
『核心』部分の話しを、
「Wheelie」さんのレース車輌(ゼッケン2号車)を
見ながらお話しをさせていただきました。

車輌や部品に対する疑問・質問...
私のオートバイの乗り方(付き合い方)...
それに対しての
社長(Wheelie)の考えに至るまで、
多々多様の話しに付いて
「会話のキャッチボール」が繰り返される。
ZRX1100というオートバイに対して、
私が誤解していたことや
私が想像しか出来なかった様なことが、
社長の
経験に裏付けされた言葉で語られる。
貴重な時間が過ぎる。
何時間話したのだろうか...。
徐に社長が
『ある車輌(デドコは秘密)』の
骨格図面を出してきて、
コレについての
君の率直な意見を聞かせてくれないか
と言われと時には正直「ドキッ」としました(笑)
この時交わした会話の内容は書きませんが、
このさきの『ModifyRecord』を
お読みいただければ
自然と理解できるのかと...。
車輌を構成するものは、
単なる「パーツ(部品)」の集合体である
ということは間違いのないこと。
しかし...
質の良い「車体づくり」を成し得ることは、
単なるパーツ(部品)の寄せ集め作業にあらず...。
社長とお話しさせていただけたことで、
「私の追い求めている理想形」に対して
...心の中にあった迷いが消えた。
「Wheelie」さんのロゴ入りTシャツを
お土産にいただき、
最後に社長から...
「注文を入れる際には、
貴方の名前は必ずお伝え下さい」
「貴方の走りに合った、
間違い無いものをお渡ししますから」
と仰っていただけました。
ありがとうございました。
<宮崎港/宮崎カーフェリー乗場>
神戸港までの船旅は、
これからの『Modify』の方向性を
考えるにはとても良い時間となった...。

Overcoming vulnerabilities
~ 脆弱性の克服 ~
Kawasaki/ZRX1100というオートバイは、
明らかに足回り...特にスイングアームに
『脆弱性』を抱えている...。
この辺りの事は、
ZRX1100というオートバイが
1200R・1200DAEGへと
変容する過程を比較してゆけば、
一目瞭然のことであろう。
巷では「フレーム(骨格)」が脆弱で、
走行中に振られる現象(チャタリング)を
起こすことがあると言われているが...、
ヨッシーはそうは考えてはいない。
車体(足回り)の抱えている主たる問題は
宮崎で理論上解決してきたのだから...。
※チャタリング(Chattering)
可動接点などが接触状態になる際に、
微細で非常に速い機械的振動を
起こす現象のこと。
ZRXに限ることなく
車体剛性に関する問題点は、
「車体構成その物の問題」「乗手の操作的問題」
「装備(部品構成)の問題」等々を考慮せねば、
その答えは容易に見付けることは
できないのであろう。
同じ車輌だから皆同じ...ではないのだから。
※製品誤差などという論点は考慮外。
物事を判断する為の基準となることは、
各々持ち合わせていることであろう。
物事の答えはひとつではないのだから、
各々が信じる道をゆけば良い。
ヨッシーは、
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2の
質の良い(自分の求める理想)「車体づくり」の
基準(基礎)となるものを宮崎に求めたのである。
ZRXという車輌に対して
揺るぎない実績(結果)を持ち、
「乗れて」「作れて」「語れる」
貴重な人物はそうは居ないのだから...。

宮崎から戻り、
ホイールを軽量な物に換装し、
待つこと約半年...。
待望の『スイングアーム』が、
社長のコメントが添えられ
ヨッシーの手元に届いた。


Wheelie製の『スイングアーム』を
ZRX1100に取付けるのには、
小物入れの小加工が必要となる。
この辺りの細工は、
何百本とこの部品を取付けてきた、
「しゃぼん玉」さんのお家芸とも言える。
アルミ製の底板の取付け作業の
仕上がりひとつで、
この作業への手慣れ感は
容易に読み取れるというものだ。
しゃぼん玉
愛知県で各種バイク用品・パーツの販売、
取り付け、カスタムバイクの製作及び販売、
修理、メンテナンスを手掛けるショップ。



肝心の『スイングアーム』の
新旧対比画像も掲載しておきます。
意外にこの手の対比画像は少ないので、
何かしらの参考にしていただければ
幸いに思います。


『スイングアーム』の換装に伴い、
スイングアームピボットシャフトも
クロモリ(クロムモリブデン鋼)の物に交換。

『スイングアーム』の交換を機に
Rブレーキキャリパーを
「Brembo製/Rear CNC Caliper」に換装し、
Wheelie製「フローティングキャリパーサポート」
で吊り下げ。

『スイングアーム』組み付け後の
画像となります。


Wheelie製『スイングアーム』の
もたらすその効果は絶大である。
この部品ひとつで、
走行中に車体の動きが
見違える様にしっかりと「落ち着く」のだ。
今まで頼りなく感じていた車体から
『脆弱性』を感じる様な事はなくなりました。
以前ならば、
リアタイヤだけが意志(意思)とは違う方向へ
行こうとするあの「嫌な感じ」に悩まされ、
オートバイの姿勢を常に気に掛けながら
「コントロール」していた様な場面が、
それを意識せずに
オートバイに乗れる様になります。
但しこのお話しは、
「SuperSports系Machine」の
剛性云々という次元のものとは
性質は違います...。
所詮ZRX1100は、
鉄フレームに大きく重いエンジンを載せた
ネイキットバイクなのですから...(笑)

Wheelie製の
『スイングアーム』を採用したことで、
車体の『脆弱性』は
ほぼ克服されたと言っても良いだろう。
しかしこれもまだ、
自分の理想とする
質の良い「車体づくり」の実現への
ひとつの過程(状態)なのである。
ヨッシーの理想とする
質の良い「車体づくり」は、
まだまだ続いてゆくのだが
話しが長くなるので、
この続きは...
またの機会にでも(笑)

では
Thanks for coming!
Web yoshy'sGarageは
ライダーの皆さんのお越しを
お待ちしております♪


ヨッシーは走ることで日本を応援しています。

【関連記事】
【ModifyRecord(1)-復活- 】<2018年3月4日更新>
【ModifyRecord(2) - タンクキャップ】<2018年4月7日更新>
【ModifyRecord(3) - RIDEOLOGY -】<2018年4月10日更新>
【ModifyRecord(4) - decide -】<2018年5月16日更新>
【ModifyRecord(5) - To think about -】<2018年9月1日更新>
【ModifyRecord(6) - Unspring weight -】<2018年9月13日更新>

【関連記事-2-】
以前の記事で
内容も浅薄ですが宜しければご覧下さい。
【Modify - はじめます -】<2011年7月14日更新>
【Modify - はじめます(2) -】<2011年7月24日更新>
【ツーリング計画♪ - 2011年夏 -】<2011年8月23日更新>
【Wheelie製 SWING ARM ♪ 】<2012年7月8日更新>
【Wheelie製 SWING ARM - 試走編 - ♪】<2012年7月10日更新>

【関連リンク】
【Wheelie CO.,LTD】- MOTOR CYCLE PRODUCTS -
【しゃぼん玉】- 各種バイク用品・カスタムバイクの製作及び販売 -
【宮崎カーフェリー】- 神戸⇔宮崎間を運行するカーフェリー -




コメント (4)
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【ModifyRecord(6) - Unspring weight -】

2018-09-13 | Modify

Web yoshy'sGarageへようこそ♪
管理人のヨッシーです。

ModifyRecordの第6回は、
第5回の話しを踏まえたうえで、
『Wheel replacement(ホイール交換)』
のお話となります。
『Unspring weight(バネ下重量/荷重)』
の軽減という事を真剣に考えた際に、
ネイキット...と呼ばれる
カテゴリーのオートバイを、
「乗り手」の理想とする形で走らせる為に
重要視されることは、
Agility(軽快性)なのか...。
それとも
Stability(安定性)なのか...
という問題に直面するのであろう。
ネイキットモデルのオートバイは、
スイートスポット(用途/範囲)が
憖(なまじ)っか広いだけに、
それはとても悩ましい問題と
なるのではないかと
ヨッシーは思うのです。

軽量ホイールの
特性と優位性に関しては、
度々オートバイ誌等々に
書かれていることであるし、
小難しい物理学的なお話しなどは
楽しくもありませんので、
敢てここでは詳しくは触れはしません。
この辺りのことを
更に詳しく知りたい方は、
Web検索をかければ素晴らしい解説を
いとも簡単に得ることが可能なので、
それらをお読み下さい。

- Introduction -
~ Unspring weight ~
雑誌や各種バイクイベント・
口コミ等々で
『バネ下重量/荷重』を軽減させることの
メリットを耳にすることは多い。
確かにバネ下重量/荷重を減らすことで
得られるメリットは
計り知れないものがあることは
間違いのナイ事実なのだが...。
ヨッシーは
Kawasaki/ZRX1100-C2を
ロングツーリング(旅)に使用する為に
所有しているのだから、
『Agility(軽快性)』と
『Stability(安定性)』という
相反する要素を
どの様にバランス(調和)させるべきなのか...
と言うことを、
ホイールを選ぶ際には
しっかりと熟慮しておくことが必要であり、
『バネ下重量/荷重』を
軽減させることで得られるであろう
その他の効果をも、
それと同時に考えなくてはならないのは、
理想を追い求めてゆくのであれば、
必要なこととなってきた。

<2012年「Modify」スタート時の状態>
1992年にKawasakiが発売した
ZEPHYR750・1100に端を発した
ネイキットブームに乗って、
国産各社から挙って
大型の「ネイキットモデル」が発売されるに至る。
(ネイキットブームの火付け役は、
ZEPHYR400からである)
これら大型の
ネイキットモデルと呼ばれる車輌は
「Neo-Classic」を
思想(Concept)としていた為、
どっしりとした
「安定感」のある走りを軸とした
車輌造りがされているオートバイが主流であった。
それがネイキットモデルの
「味(Taste)」とも言えたのですが...。
※Neo-Classicとは
古典をテーマとし、
現代的に創作したスタイルの意。

当り前のことであるが...、
軽量コンパクトで、
運動性能の高いMachineが好みという方は、
「SuperSportsModel」を選べば良いし、
ロングホイールベースで
長距離クルージング性能が高い
Machineが好みという方は、
「GT(Grand-Touring)Model」を選べば良い
という棲み分けは各メーカーされている。
それが製品ラインナップとい言うものだ。
しかし、
この製品ラインナップを無視した
車輌選びをする者もいるのだ...。
オートバイなんて乗物は、
趣味性が強いものだから、
使用用途と「車輌の好み」が
違ってしまうことがあるからタチが悪い(笑)
ヨッシーが、
1980年代にAmericaで繰り広げられていた
「SuperBikeRace」が好きなのは、
以前にこのブログでお伝えしました。
80年代のSuperBikeはコンナ感じ♪

ICHINCHILLA'HE IS EDDIE'from the Album'SPEED THRILLS'
だからと言って、
90年代後半になって
Ninja(GPZ900R)から
ZやCB・GS等々に
乗換えるという選択はありませんでした(笑)
これら一世代前のMachineに
公認(構造変更申請)を取り、
今の時代に通用するだけの
運動性能を与えたとしても、
ロングツーリングの使用に
耐えうる車輌に成り得るのか
疑問視するところでしたし、
若い頃のヨッシーには、
それほどの稼ぎも
ありませんでしたので、
現実的ではない選択でした。
(今でも稼ぎはありませんが...(笑))
そんな時に発売されたのが、
勝手知ったる
Ninja(GPZ900R)Engineの
系譜(けいふ)であり、
80年代のMachineを彷彿させるフォルムと
他のネイキットモデルを凌駕する
運動性能を与えられた、
Kawasaki/ZRX1100だった。
それなりに走れる
『KZ1000(J1)』の様な乗物なんて...
堪りませんでした(笑)

<ZRX1100-C2/カタログ>
Agility or Stability
~ 軽快性か安定性か... ~
このZRX1100という車輌は、
Originalの状態であっても
それなりに楽しめるものではある...。
しかし、
ひとたび車輌を
『刷新(Renewal)』すると決断したならば、
10年間蓄え続けた
次期Machineの購入資金を使い、
不満を感じていた部分も含め
各部を『Modify』することにした。
その第一歩が
「車体づくり」であり、
バネ下重量/荷重の軽減もそのひとつ。
使用用途を熟慮したうえで、
最適なホイールとして
ヨッシーが選択したものは...。
『OZ MOTORBIKE』
「OZ RACING」の
アルミ鍛造「OZ-5S PIEGA(ピエガ)」だ。

OZ社のホイールは、
ハブを含めた1ピース(モノ・リティック構造)で、
車種専用に製作(切削)されている。
また、
公道での使用を考慮し、
強度や耐久性をも含めた部分でも
同社のコスト優先でない、
耐久性への強い拘りを
随所に感じられる製品となっています。


OZ MOTORBIKE SRL
ホイールを交換するにあたり、
アルミ鍛造ホイールを選択した理由としては、
単に軽量化(バネ下重量/荷重軽減)を
最優先に考えたのであれば、
選択されるはアルミ鍛造ホイールよりも軽量な
マグネシウム鍛造ホイールとなるのでしょうが、
ヨッシーの使用用途では、
軽量すぎるし材質の特性が合わないのである...。
そう...
公道使用下における
バネ下重量/荷重というものは、
軽ければ軽いほど良いというものではないのです。
大切(考慮すべき)なのは、
使用用途に対して
「最適な軽さ」であるかどうかということであり、
ホイールの重量ダケではない、
「軽快性」と「安定性」のバランスが
求められる部分なのだと
ヨッシーは思うのです。
そして...
忘れてはならないのは、
公道は路面が整備された
クローズドサーキットとは違い、
路面状況の変化が激しい為、
万一にも障害物や路面に開いた穴などに
ホイールが当たった際の破損にまで
考えを及ばす必要があるのです。
ロングツーリングを
頻繁にするのなら尚更のこと。
公道では危険を知らせる
旗振りは居ないのですから...。
アルミとマグネシウムという
素材(合金)の持つ性質(特性)は
知っておく方が良いでしょう...。
危険に遭う可能性(確率)は、
確実に走行距離に比例することに
注意を払う必要があるのでしょう。
公道で使用する車輌は、
RacingMachineではありませんので、
「過ぎたるは猶(尚)及ばざるが如し」
が基本でなくてはならないというのが、
ヨッシーの考え方です。
後...補足しておきますが、
ホイールを交換する際に、
バネ下重量/荷重を軽減させた場合の
『加速性能』『ブレーキ性能』の
向上といったことも良く耳にします、
確かに物理学的には正しいのですが、
単に「ホイールの重量によるものダケ」で
物事を考えていては、
質の良い(自分の理想とする)
「車体づくり」は出来ないのでしょう。
全ては単品(ひとつの部品)ではなく
トータルバランスなのですから...。
話しが長くなりましたので、
この辺りのことは、
またの機会にでも
お伝えすることと致しましょう(笑)

『OZホイール(OZ-5S/PIEGA)』を
装着した画像もどうぞ♪




車輌全体画像も...。
因みにリムのOrangeラインは、
MDFのリムストライプを使用しています。

MDF

- おまけ -
ここまでで、
「軽快性」と「安定性」とのバランス...
という意味が分らなかった方に少しだけヒント。
バネ下重量/荷重の軽減で
得ることのできる効果(ジャイロ効果)は
よく駒(こま)で説明されます。
駒で遊んだ世代の人は分ると思いますが、
軽い駒の弱点ってなんでしょうね(笑)
これって...
駒遊びで勝つための秘訣なんだよなぁー。
バランス...って大切ですよね♪

では

Thanks for coming!
Web yoshy'sGarageはライダーの皆さんのお越しをお待ちしております♪


ヨッシーは走ることで日本を応援しています。

【関連記事】
【ModifyRecord(1)-復活- 】<2018年3月4日更新>
【ModifyRecord(2) - タンクキャップ】<2018年4月7日更新>
【ModifyRecord(3) - RIDEOLOGY -】<2018年4月10日更新>
【ModifyRecord(4) - decide -】<2018年5月16日更新>
【ModifyRecord(5) - To think about -】<2018年9月1日更新>

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【Modify Record(5) - To think about -】

2018-09-01 | Modify

Web yoshy'sGarageへようこそ♪
管理人のヨッシーです。

今回は
ModifyRecordの第5回となります♪

第4回では
decide(決断)ということで、
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2を
『Modify』するに至った経緯を
お伝えしましたが、
今回は
『To think about(思い巡らす)』
と言うことで、
いよいよここから
長いゞ『ModifyRecord』の
核心部分に触れてゆくことになります♪

- Introduction -
~ To think about ~
長年使用してきた
MachineをModifyするにあたり...
目的(理由)と目標(着地点)を
しっかりと見定め『思い巡らす』ことから
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2の
『Modify』をスタートさせることにした。
『Modifyの目的』を書く前に少しダケ...。
Machineを「弄る」という行為は、
オートバイという乗物とその所有者との
距離感(付き合い方)の違いから、
求めるものも
おのずと違ってくるものであるので、
その考え方も十人十色であると言える。
もう少し掘り下げて物事を考えてみるに、
常に『Machineを弄る』という行為に対し、
『CUSTOM(Customize)』と
『Modify』という
近しい様で遠い行為を、
どの様に頭の中で分け隔てながら
愛車に反映させてゆくのか...
ということに行き着くのではなかろうか。
『To think about...』
「思い巡らす」ことが理想とするMachineの姿を
具現化させる為の第一歩となるのだから...。

<2012年「Modify」スタート時の状態>
Purpose of Modify
~ Modifyの目的 ~
ヨッシーの『Modifyの目的』とは
是如何に(これいかに)と問われたならば...。
Modifyを決断した時点で既に
製造(1998年)より
10年以上の時間(とき)が経過し、
総走行距離15万km以上を
走行し続けてきたMachineの
「刷新」であると言えるのだろう。
「刷新」という言葉を英訳するならば
「Renewal」となる。
ということは...
目的は
「Machineの刷新(Renewal)」であり
それに付随する行為が
「部品の変更/修正(Modify)」ということに
なるのでしょう。
ここで「ン...!?」っと感じるのは、
『Renewal』という言葉を和訳するに、
『刷新』の他にも
『一新』とも和訳出来うるということだ。
では何故ヨッシーが、
『Modifyの目的』に
一新ではなく「刷新」という言葉を使ったのか...。
それは、
これらの言葉(日本語)の持つ意味にあるのです。
刷新とは、
「悪いところを取り除いて全てを新しくすること」
一新とは、
「良い悪いに関係なく全てを新しくすること」
そう...
この二つの言葉の持つ意味は、
「Modify」と「CUSTOM(Customize)」という
二つの言葉の相互関係と
良く似ているとは思えてならないのです。
要するに
ヨッシーの『Modifyの目的』とは、
長年使用し続けてきた愛車の
「悪いところを取り除いて全てを新しくすること」
であるのだから、
これから
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2に
施されてゆく行為は、
『一新=CUSTOM(Customize)』ではなく
『刷新=Modify』であるといえるのであろう。

Landing point of Modify
~ Modifyの着地点 ~
ヨッシーの
Kawasaki/ZRX1100-C2との関わり合いは、
どこまでいっても
ツーリング(旅)を楽しむことにある。

この関わり合いは
『不変的』なものであるので、
愛車Kawsaki/ZRX1100-C2の
最終的な『Modifyの着地点』は、
ブレずに「この場所」を目指し進められている。
ヨッシーがMachineに対しておこなう
『走る』『曲がる』『止まる』という
単純でもありとても難しい動き(所作)を、
再現性の無い一般公道(ツーリングで使用する道)で
常に理想とする形で具現化できうる
『ツーリングマシーン』を目指している。
少し難しく書きましたが、
一言で表現するならば、
自分自身がツーリングに出掛けた際に
『使いやすいな』と感じることのできる
道具であると言うことなのです。
Kawasaki/ZRX1100-C2と
付き合い続けてゆく限り、
今後もこの理想形を
追い求めてゆきたいと考えています。

...とここまでで、
『Modify Record』の
第5回を終えてしまうのも
面白味に欠けると思いますので、
『Modify』のことにも
少し触れておくとしましょう♪
このブログをお読みの皆さんは、
ヨッシーの講釈などよりも
こちらの方に
興味があるのではないのでしょうか...(笑)
さて、
ヨッシーの理想とするMachineを
具現化させる(作りあげる)為に
思いを巡らしてゆくと...。
何はともあれ、
質の良い「車体づくり」こそが
最優先と考えるのが自然でアルということで、
足回りを刷新することとなりました。
『OHLINS/正立フロントフォーク』
日頃から
整備を繰り返してきた純正フォークに
特に不満もなかったのですが、
車体姿勢を整えることと、
タイヤの路面追従性を
より得られることに期待し、
フロントフォークをOHLINS製のもに交換。
※少しダケ中身を変更して取付けてあります。

『K-FACTORY/フォークガード(M)』
インナーチューブを飛び石から守る為に、
K-FACTORY製のフォークガードを採用。
同型のチタン製のものもあるのですが、
好みでカーボン製のものにしました♪


『ブレーキキャリパー&サポート』
より安定したブレーキ性能を求め
キャリパーをBrembo製に交換。
Axialと悩んだのですが、
最終的な部分(トータルバランス)を考え
「Radial CNC Caliper P4 30/34」としました。
〇Technical Spec
・ピストン径:30/34
・材質:アルミニウム合金(CNC削り出し2pc)
・重量:1,030g
・表面処理:ハードアナダイズド
・ピストン材質:アルミニウム
・取付ピッチ:108mm
キャリパーサポートは、
Wheelie製OHLINS正立フォーク専用
ラジアルマウントキャリパーサポートを使用。

『ラジアルマスターシリンダー』
操作感を向上させる為、
ブレーキ&クラッチをBrembo製の
「Radial Master Cylinder」に交換。
(どちらも現在は廃番となっています)
〇Technical Spec
ブレーキ側
・ピストン径:19mm
・レバーレシオ:18mm
・重量:280g
クラッチ側
・ピストン径:16mm
・レバーレシオ:18mm
・重量:290g
ブレーキ側&クラッチ側共通
・材質:アルミニウム(CNC)
・表面処理:ハードアナダイズド


『クラッチレリーズシリンダー』
クラッチマスターシリンダーを
交換するにあたり、
STD(純正品)より
大きなピストン採用により、
クラッチ操作力の軽減を得られる
クラッチレリーズシリンダーを、
Wheelie製カワサキ水冷系
油圧クラッチシリンダーに交換。
(シルバーアルマイト)


【部品関連資料】
Brembo
K-FACTORY
Wheelie

長いゞ『Modify』のスタート...。
今回お伝えした『Modify』で、
アッ!と言う間に
当初の予算を使い果たしてしまい、
一抹の不安を感じながらも...
これからを楽しみにしながら、
予算組みをしていたことを
今も懐かしく思う。
(現在も予算組みに苦慮しているのだが...(笑))
現在の姿に到達するまでには、
まだまだ
紆余曲折を越えてゆかねばならぬのだが、
それはまたの機会にでも
お伝えすることと致しましょう(笑)

<2018年8月現在の姿>
では
Thanks for coming!
Web yoshy'sGarageはライダーの皆さんのお越しをお待ちしております♪


ヨッシーは走ることで日本を応援しています。

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コメント (2)
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