ふぶきの部屋

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宮内庁が反論!!  1

2009-12-05 08:52:46 | 皇室報道

 よしっ 頑張れっ

 

 昭和時代における

    香淳皇后の御活動について 

あえて全文掲載します。

 

 最近,一部の雑誌の皇室に関連する記事の中に,

  両陛下が揃って御公務をなさることは昭和時代からの

  伝統ではなく,

 皇后陛下の御意思で天皇陛下と御一緒に御公務をされて

  いるものであるという趣旨の記述が散見されますが,

  これは,皇后陛下の御行動に対する誤認であると共に,

  昭和天皇のお側で数多くの公的行事に御出席になった香淳皇后に対し,

  極めて失礼なことですので,この際,宮内庁として,

  事実関係を説明することにしました。

 

 まず,現在の両陛下が,お揃いで御公務をなさることは,

  平成になってからの独自のなさり方ではなく,

  昭和の時代のものを受け継ぎ,これを基盤にして

  新しい時代の要請に

  合わせて発展させてこられたものであり,そのことは,

  現行の憲法のもとで,昭和天皇と香淳皇后がなさっていたことを

   調べれば分かる筈のことです。

 

 例えば,香淳皇后60歳になられた昭和38年につき,

  同年の昭和天皇・香淳皇后の行幸啓を,仮に同年前半のお出ましに

  限って記してみても,年初以来,中央区久松小学校創立90周年記念式,

  エジプト美術五千年展,桜友会・常磐会主催古典舞踏鑑賞会,

  五島美術館御視察,第五回東京国際見本市,カンボジア王国秘宝展,

  赤十字百周年記念大会,五月場所大相撲,世界の貝類展,

  植樹行事ならびに地方事情御視察(宮城県,青森県),

  タイ国王・王妃両陛下国賓接遇などにお二方お揃いでお出ましに

  なっており,この間,昭和天皇お一方でお出かけになられたのは,

  国会開会式,学士院授賞式及び芸術院授賞式の計3回のみです。

 なお,同年の後半に,山口県で開催された第18回秋季国民体育大会にも,

  勿論お二方でお出ましになりました。  

 

 また,香淳皇后が70歳になられた昭和48年の前半についても,

  お二方で,静岡県水産試験場御視察,植樹祭併せて地方事情御視察

  (宮崎県),菊栄親睦会(於:新浜鴨場),世界の貝類展,

  世界に誇るブラジル展,園遊会,箱根樹木園等御視察,

  多摩陵及び多摩東陵,NHK放送センターなどにお出かけになられ,

  この間,昭和天皇お一方でお出かけになられたのは,

  国会開会式,学士院授賞式及び芸術院授賞式の計3回のみです。  

 

 なお,この学士院,芸術院授賞式へのお出ましですが,

  平成に入って暫くした頃,当時の学士院院長から学問の催しには

  是非両陛下のお出ましをお願いしたいとの申し出が宮内庁に寄せられ,

  芸術院もこれに続き,当時の宮内庁長官及び侍従長の判断により

  皇后陛下にもお出ましを願うことになったものです。

  国会の開会式は,現在も天皇陛下お一方で御臨席になっています。  

 

 いわゆる

「現両陛下の二人揃っての公務は平成流」

「皇后には公務や祭祀等の義務はない」

「香淳皇后はほとんど昭和天皇と一緒に公務をしなかったし祭祀も同様」

「現皇太子妃が公務や祭祀をしなくてもよい」

という論法はいわゆる「女系派」「皇太子妃擁護派」の常套句になってます。

最近、この論法を特に使うようになったのは

小林よしのり・竹田恒泰の2氏。

小林氏 → 雅子様は皇太子にだけ微笑んでいればいい

竹田氏 → 雅子様はそこにいるだけでありがたい

そして他にも所功氏とか女系派はとにかく「皇后には義務はない」の

一点張りでゆえに廃太子論が出ている事に対して反論するわけですね。

「全く公務や祭祀をしない皇后がいてもいい」と。

今回の反論は宮内庁が・・・というか、両陛下がそういう論法に

「NO」を突きつけた結果であると考えます。

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