万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4015 心には3726

2021年06月26日 | 万葉短歌

2021-0626-man4015
万葉短歌4015 心には3726

心には 緩ふことなく 須加の山
すかなくのみや 恋ひわたりなむ  大伴家持

3726     万葉短歌4015 ShuI311 2021-0626-man4015

□こころには ゆるふことなく すかのやま
  すかなくのみや こひわたりなむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第126首。左注(要旨)に、射水郡古江村で捕らえた立派な蒼鷹(おほたか)、養吏の山田史君麻呂の失節で逃がした、諸対策も効果なし、(守の)夢に娘子が現れて心配するなと言う、そこで目覚めて大伴家持が歌を作る、と。
【訓注】心(こころ=情)。緩ふ(ゆるふ=由流布)[「<緩む>の古形」]。須加の山(すかのやま=須加能夜麻)[「高岡市街の西方、二上山の西、国吉(くによし)地区頭川(ずかわ)東南の山地らしい」]。すかなく(須可奈久)[「<すかなし>は心が鬱々(うつうつ)として楽しまないさま・・・」。集中ここだけ]。



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