2018-1022-man2980
万葉短歌2980 まそ鏡2792
まそ鏡 見飽かぬ妹に 逢はずして
月の経ゆけば 生けりともなし ○
2792 万葉短歌2980 ShuF582 2018-1022-man2980
□まそかがみ みあかぬいもに あはずして
つきのへゆけば いけりともなし
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第17首。男。
【訓注】まそ鏡(まそかがみ=犬馬鏡)[「犬馬鏡」表記は、11-2810犬馬鏡 直目相而(まそかがみ ただめにあひて)、など]。生けりともなし(いけりともなし=生友名師)[<「と」は乙類で助詞。「いけると〔と=傍点〕もなし」(・・・)とは違う>]。