2019-1109-man3414
万葉短歌3414 伊香保ろの3159
伊香保ろの 夜左可のゐでに 立つ虹の
現はろまでも さ寝をさ寝てば 〇
3159 万葉短歌3414 ShuG365 2019-1109-man3414
□いかほろの やさかのゐでに たつのじの
あらはろまでも さねをさねてば
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第62首。男。
【訓注】伊香保ろ(いかほろ=伊香保呂)[3409参照]。夜左可のゐで(やさかのゐで)[所在未詳。「<ゐで>は水の淀み留まる所」]。虹(のじ=努自)[「<虹(にじ)>の東国語、または古語。・・・<虹>は古く蛇の精とされた」]。現はろまでも(あらはろまでも=安良波路万代母)[「まわりの人の目に付くまでずっと。・・・東国形]。さ寝をさ寝てば(さねをさねてば=佐祢乎佐祢弖婆)[「ある一夜について寝通すことができたら・・・」]。
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