2022-0427-man4341
万葉短歌4341 橘の4017
橘の 美袁利の里に 父を置きて
道の長道は 行きかてのかも 丈部足麻呂
4017 万葉短歌4341 ShuJ458 2022-0427-man4341
□たちばなの みをりのさとに ちちをおきて
みちのながちは ゆきかてのかも
○丈部足麻呂(はせつかべの たりまろ)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第49首。4346歌第二左注<十首>の第5首。左注に、「右一首丈部足麻呂」。
【訓注】橘の美袁利の里(たちばなの みをりのさと=多知波奈能 美袁利乃佐刀)[<橘>は大地名、<美袁利>は小地名であろう。いずれも所在不明。<橘>を清水市〔現・静岡市清水区〕小鳥町立花に擬する説がある]。父(ちち)。行きかての(ゆきかての=由伎加弖努)[「行きかてぬ」の訛り」。<努>は<ノ><ヌ>の両説あり]。
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