万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3638 これやこの3380

2020年06月30日 | 万葉短歌

2020-0630-man3638
万葉短歌3638 これやこの3380

これやこの 名に負ふ鳴門の 渦潮に
玉藻刈るとふ 海人娘子ども  〇

3380     万葉短歌3638 ShuH119 2020-0630-man3638

□これやこの なにおふなるとの うづしほに
  たまもかるとふ あまをとめども
〇田辺秋庭(たなべの あきには)=「伝未詳。渡来系の人で、外交関係にかかわることの多かった田辺氏の一族か。」
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第61首。男。「過大島鳴門而経再宿(さいしゅく)之後追作歌二首」の第1首、左注に、「右一首田辺秋庭(たなべの あきには)」。
【訓注】これやこの(巨礼也己能)。鳴門(なると=奈流門)。うづしほ(宇頭之保)。海人娘子ども(あまをとめども=安麻乎等女杼毛)。