万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3012 との曇り2824

2018年11月24日 | 万葉短歌

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万葉短歌3012 との曇り2824

との曇り 雨布留川の さざれ波
間なくも君は 思ほゆるかも  

2824     万葉短歌3012 ShuF612 2018-1124-man3012

とのぐもり あめふるかわの さざれなみ
 まなくもきみは おもほゆるかも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第49首。女。
【訓注】との曇り(とのぐもり=登能雲入)[<「との」はすっかり、の意の接頭語。「たな」とも。> 下記注]。布留川(ふるかは=零川)[奈良県天理市石上神宮辺所在。07-1111、12-2997、-3013、ほか]。
【編者注-とのぐもり】ここ以外の出現は、次のとおり。03-0370雨不零 殿雲流夜之(あめふらず とのぐもるよの)、13-3268(長)登能陰 雨者落来奴(とのぐもり あめはふりきぬ)、17-4011等乃具母利 安米能布流日乎(とのぐもり あめのふるひを)、18-4122(長)等能具毛利安比弖 安米母多麻波祢(とのぐもりあひて あめもたまはね)、-4123等能具毛理 安米毛布良奴可(とのぐもり あめもふらぬか)。