桜散るうらやましくも定めなり

何ぶんにも怠惰心なのか自分を律することができずに困っている

年寄りはこれだから困る

会社勤めのころは、否が応でも会社に行かねばならない
行けばそれなりにすることがあるので体を動かせるが
リタイヤ人はそれがないので
作らねばならぬ
手軽なのは医者のたぐいだ
カレンダーに医者に行く日を赤丸をつける
人によってはデイサービスだったりするのか
次いでカルチャーのたぐい
私は幸い句会がある二か所に顔を出してる

そういった「きょういく」教育ではない「今日行く」ところがある日が
月の内わずか数日
残りは……

だからこれを律することができなければ

なんともはがゆきこととなる

べつに格別、体の自由が利かないわけではない

自分で自分を律しきれないだけだ
寄って何ともはがゆきこととなる

図書館で借りた南杏子さんの『いのちの停車場』を面白く読んだ

読み終わって……

情けなか……


散る桜気付くは妣（はは）の誕生日　　　　　妣とは亡き母の意