15日、16日は、沖縄の彫刻家・金城実さんのアトリエ中2階に泊めていただく。
アトリエには、写真集『鬼―糞から金蠅』で出会った彫刻が列んでいる。
テーブルを夾んで語り合う人のすぐ後ろ、今にも息がかかりそうな近さに像がある。
光と影、質感、見る角度によって、像の表情はさまざまだ。
写真集で一見お馴染みの像のはずなのに、まったく違う表情。
怒りだけではない、苦悩や哀しみ、おかしさ、やさしさが見え隠れする像。
写真はあくまで出会いのきっかけではないか、もしくは実物に先に出会ったとき、その感動をもう一度呼び覚ますものではないか。
以前、円空仏の展覧会で実物を見たとき、写真との違いにひどく驚いた。
険しい表情だとばかり思っていた像のなんというやさしさ。
照明をあてて撮影をする。くっきりとした影が、こんなにも円空仏の表情を変えてしまっていたのだと思いながら、一体一体あちこちから眺めては、優しい気持ちになったことがあった。
そうして、亡父が遺こしてくれた写真集『愛知の円空仏』を開くと、また違った表情の円空仏が甦ってきた。
金城さんのアトリエでも同じことを感じた。
写真集だけでは伝わらない実物の重厚感、表情。
K9MPホームページ・ブログの活動報告で紹介されているように、金城実さんの彫刻は、明日22日から関西巡回展が企画されている。
彫刻は、ぜひ実物に出会うことをお薦めしたい。
写真は、流木にノミを振るう金城実さん。(猫と蝙蝠をほっているのだそうです)
アトリエには、写真集『鬼―糞から金蠅』で出会った彫刻が列んでいる。
テーブルを夾んで語り合う人のすぐ後ろ、今にも息がかかりそうな近さに像がある。
光と影、質感、見る角度によって、像の表情はさまざまだ。
写真集で一見お馴染みの像のはずなのに、まったく違う表情。
怒りだけではない、苦悩や哀しみ、おかしさ、やさしさが見え隠れする像。
写真はあくまで出会いのきっかけではないか、もしくは実物に先に出会ったとき、その感動をもう一度呼び覚ますものではないか。
以前、円空仏の展覧会で実物を見たとき、写真との違いにひどく驚いた。
険しい表情だとばかり思っていた像のなんというやさしさ。
照明をあてて撮影をする。くっきりとした影が、こんなにも円空仏の表情を変えてしまっていたのだと思いながら、一体一体あちこちから眺めては、優しい気持ちになったことがあった。
そうして、亡父が遺こしてくれた写真集『愛知の円空仏』を開くと、また違った表情の円空仏が甦ってきた。
金城さんのアトリエでも同じことを感じた。
写真集だけでは伝わらない実物の重厚感、表情。
K9MPホームページ・ブログの活動報告で紹介されているように、金城実さんの彫刻は、明日22日から関西巡回展が企画されている。
彫刻は、ぜひ実物に出会うことをお薦めしたい。
写真は、流木にノミを振るう金城実さん。(猫と蝙蝠をほっているのだそうです)