遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

町内の餅つき大会

2017-12-12 09:34:06 | 日記
平成29年12月12日(火)

餅搗き



餅は日本人にとって生命を更新、再生させる霊力が在る
と信じられた特別の食べ物で、昔から事あるごとに餅を
搗いて食べる習慣が在ります。
正月や節句、誕生、婚礼等、、、又、神社等の祭礼や
五穀豊穣を祈願する田の神事や水神に供えたりと様々な
場面で餅を食べる風習が在ります。

他に保存食等として重宝されている。
又、粟、黍、蓬、栃の実等を混ぜた餅や小豆を入れた
善哉、赤飯、おこわ等もある。

かっては正月の用意として年の暮れに各家庭で餅を搗き
お正月に備えましたが、最近では地方の旧家でしか目に
する機会が少なくなりました。
餅屋、米屋、菓子屋等が請け負う「賃餅」も、今では
機械で搗いている様です。
又各家庭では一時期炊飯器の様な「餅つき器」を使用
した事も在りますが、今ではスーパーなどで各種の餅を
店頭で買える様で、、、、。
何でも直ぐに手に入る便利な世の中、日本古来からの
伝統の行事が次々と消え行くようです。

そんな時代に、我が町内では毎年12月に町内親睦の
「餅搗き大会」が開かれます。

テントの設営


石臼と杵


竈の準備


トン汁を作る

今年は12月10日(日)に催され、役員、組長が
朝8時に公園へ集り、テント(2張り)の設営、餅搗き
道具(石臼、杵等)、竈、蒸篭、トン汁大鍋等の用意
具材(小豆、黄粉、おろし、納豆、海苔、トン汁等)を
手際良く準備して行きます。


餅米の準備


蒸篭で蒸す


蒸し上り、イヨイヨ、、


捏ねる、、

やがてトン汁や善哉等が出来上がり、餅米も蒸し上り、
9時30分、1回目の餅搗きが始まりました。


町内屈指の力自慢の搗き手、返し手には子供会の女性
が受け、「セーノ、」「ヨイショ、」の掛け声の下、
ツヤのある見事な餅が搗き上りました。

餡、黄粉、おろし、納豆、山葵醤油、、


アンコロ餅、黄粉餅、磯辺巻き等g、、

早速、子供会や組長等の女性達が善哉やアンコロ、黄粉
おろし、納豆、海苔を巻いた磯辺等を作ります。
女性からの呼びかけで私も一番に善哉を頂きました。
次々に先ず大人達がアンコロ、トン汁等を試食,,?
次々と、搗き上げる中子供達が集まりだし、続いて町内
の親子連れ、ご高齢の方々もやって来ました。

次々と並んで、、

それぞれに善哉、トン汁、アンコロ、磯辺、納豆等を
容器に入れて、「オイシー、、」の連発です。
係の女性たちもこの声に笑顔が満杯、、、、、。



子供達も餅つきを、、


順番を待つ子供達、、、

11時を過ぎる頃から、子ども達も餅搗きに参加、、、
高学年の子供達は一人で、ちびっ子達は町内若手や、
お父さん、お爺さん等と一緒に餅を搗いています。
周りには記念写真を撮るお母さん等の姿が、、、。


トン汁や善哉を食べる子等、、


善哉、トン汁を作る母親たち、、

今年は例年以上に参加者が多く人気の善哉等の小豆や
缶ビール等が足りなくなり、慌てて買いに走る場面も
公園一杯に町中の人が集まり、冬場の閑散とした園内
が一日中賑わって居りました。
普段子供達に余り接する事の無い独り居の方達や、
父親や孫の手を引くお年寄り達の笑顔がたまらなく
良い気分にさせてくれます。

今年の町内の年中行事は今日で終わりですが、
又、来年も皆さんの笑顔を楽しみに、、、、、、。

今日の1句

餅搗きの子に寄り添へる手の大き     ヤギ爺


餅搗きや老若男女和みをり        ヤギ爺

   


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