令和元年7月7日(日)
七 夕 : 星祭、七夕祭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/d6/85713996c71a89d44debbb3d1e30b95d.jpg)
五節句の一つ、旧暦7月7日夜、牽牛星と織女星
が一年に一度だけ会う事を許されるという、伝説
に基づく祭りが奈良時代に中国から伝わり、平安
時代には宮廷行事となった。
それとは別に、棚機つ女(機を織りつつ神の来臨
を待つ女性)に由来する星祭が古くから行われて
居り、両者は次第に結びついて二星を祭る事が
広まったと考えられる。
愛知県一宮市の七夕祭りは、毎年7月26日~
29日迄、機織りの街として「織物感謝祭」と
命名し開催される。
以前はこの地には、織を織る為女工さんが全国
から集められ、日夜、機織りの音が響いて居た。
七夕にまつわる季語としては、「鵲の橋」は、
鵲(かささぎ)が翼をのべて天の川の橋となり
牽牛あるいは織女を渡すという云われ。
「乞功尊」は民間に伝えられてきた行事で、裁縫
や手習いの上達を願い祈ることである。
これらは、願い事を短冊に書いて、七夕竹に結ぶ
風習として今にも伝わっている。
元来は梶の葉に、七夕の朝の芋の葉の露を集めて
磨った墨で書くものとされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/51/a22aaa6a77e0ce7b1b0bf276c41bfa7a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/60/7d015664e777ceb1fb6d6355a6082db9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/81/21a0830ad31ffd2a4c0a06b767eea9a1.jpg)
現代では幼稚園や小学校等の行事として、また
商店街での大掛かりな飾りつけを競う観光事業
として伝承されるに、留まっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/e5/456ad81f6821e673a279bfec20a0e238.jpg)
これらは、陽暦の7月に行われる事が多く、
季語的には秋の行事であるが、生活実感とし
ては、認識が薄れつつあるようだ。
古来、七夕には雨が付き物であるが、陽暦の
今頃は丁度「「梅雨」の季節で、違和感はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f9/4da1f58f347737f5f2c57464fd994c2e.jpg)
季節の分類と季節感のずれの問題を孕む季語の
一つであるが、秋の行事として伝えられ、詠ま
れてきた伝統を認識して置く必要がある。
(新日本歳時記、秋:俳人片山由美子より引用)
俳人の名句
七夕の車中にて読み返す文 片山 由美子
七 夕 : 星祭、七夕祭
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五節句の一つ、旧暦7月7日夜、牽牛星と織女星
が一年に一度だけ会う事を許されるという、伝説
に基づく祭りが奈良時代に中国から伝わり、平安
時代には宮廷行事となった。
それとは別に、棚機つ女(機を織りつつ神の来臨
を待つ女性)に由来する星祭が古くから行われて
居り、両者は次第に結びついて二星を祭る事が
広まったと考えられる。
愛知県一宮市の七夕祭りは、毎年7月26日~
29日迄、機織りの街として「織物感謝祭」と
命名し開催される。
以前はこの地には、織を織る為女工さんが全国
から集められ、日夜、機織りの音が響いて居た。
七夕にまつわる季語としては、「鵲の橋」は、
鵲(かささぎ)が翼をのべて天の川の橋となり
牽牛あるいは織女を渡すという云われ。
「乞功尊」は民間に伝えられてきた行事で、裁縫
や手習いの上達を願い祈ることである。
これらは、願い事を短冊に書いて、七夕竹に結ぶ
風習として今にも伝わっている。
元来は梶の葉に、七夕の朝の芋の葉の露を集めて
磨った墨で書くものとされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/51/a22aaa6a77e0ce7b1b0bf276c41bfa7a.jpg)
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現代では幼稚園や小学校等の行事として、また
商店街での大掛かりな飾りつけを競う観光事業
として伝承されるに、留まっている。
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これらは、陽暦の7月に行われる事が多く、
季語的には秋の行事であるが、生活実感とし
ては、認識が薄れつつあるようだ。
古来、七夕には雨が付き物であるが、陽暦の
今頃は丁度「「梅雨」の季節で、違和感はない。
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季節の分類と季節感のずれの問題を孕む季語の
一つであるが、秋の行事として伝えられ、詠ま
れてきた伝統を認識して置く必要がある。
(新日本歳時記、秋:俳人片山由美子より引用)
俳人の名句
七夕の車中にて読み返す文 片山 由美子