オブジェクト指向でやる場合の最初から最後までの流れを、実際の例を挙げて書いていくシリーズ「オブジェクト指向で開発の最初から最後までの手順例」、2回目の今日は、まず、なにをやるのか?と、手順のうち、要求分析の手順について書きたいと思います。
■流通システム開発センターのXML-EDIサブセットに出てくる発注やります。
やるものについてですが、昨日はっきり書きませんでしたが、
流通システム開発センターのXML-EDIサブセットというのがあり、そこで、「概説書」というのを出しています(入手方法はこちら)
ウィリアムのいたずらは、これの機能追加バージョンはもっていないので、そのまえのバージョンの「発注」について、
発注電文(というか伝票というか)を、入力、一覧、修正できるものを作りたいと思います(卸売りに送信は範囲外、また、発注以外のほかの機能は範囲外とします。キャンセル、返品は入りません)。
なお、発注とは、「小売」が「卸売り」に対して発注する。という意味の発注です。
なお、実際には、「概説書」は持って”いない”ことを前提に進めます
(必要な部分は、ここで書いていきます)
■要求仕様の手順
要求仕様の手順は以下のとおり
(0)資料集め
これは、終わっているものとします。
概説書の内容があればOK
(1)エンティティの抽出
・登場人物と、そこに流れるモノの確認です
(2)機能要求をまとめる
上記エンティティが繰り広げる業務をまとめる
(3)その要件の動詞をとりだす
(4)動詞から、
(どういうときに)誰が、何を、どうするという
単文にまとめる
(5-1)データ解析ルート
(5-1-1)データの項目をだしてくる
・今回は、概説書に書いてあります
(5-1-2)正規化理論を利用し、ER図にまとめる
(5-2)プロセス解析ルート
(5-2-1)アクティビティ図をつくる
上記の単文から、(たいてい主語なのですが)担当者を割り出し、
そこに動詞を業務順に置く
(5-2-2)今回、コンピューター化するものを取り出し
ユースケース図にまとめる
(5-2-3)それをもとに、今回コンピューター化した場合の
業務の流れをアクティビティ図に書く
(6)非機能要件をまとめる
ちなみに、このあと
(7)モデルのクラス図を作成する
手順は、
(5-1)をもとに、
ER図のエンティティをクラスとし、そこのデータを属性として、
(5-2)のユースケースを
メソッドとして、そのクラス図に入れる
という作業に続きますが、これは、要求分析より先の話とします。
ということで、今回はおしまい。
次回のこのシリーズは、登場人物のお話です。
