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ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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「ビールとおむつを売るために、御社は存在するのですか?」-ビッグデータの落とし穴

2014-05-20 17:24:29 | AI・BigData
さっきの話の「エクスペリアンジャパン」のところに書いた、「戦術レベルの展開であれば・・・」や、オムニチャネルところの「現在のSIerの大きな問題点」の話を書くために、ひとつの話をしないといけない。

それは、「現在SIerさんが推進しているビッグデータは戦術レベルであり、
戦略にはならない(戦略では、別の解析を行い、もっと大きな市場がある)」
ということだ。

例を挙げよう。

アソシエーション分析(バスケット分析)などの例として

  ビールを買う人はおむつを一緒に買っている

というのがある。で、これを販売データに生かす・・・ってどう生かすのかよく分からないけど(ビールを買った人に、「おむつもいかかですか?」というのでしょうか??)・・・
これは、販売促進にはなる。戦術(4P)には役立つかもしれない。

でも、

「ビールとおむつを売るために、御社は存在するのでしょうか?」

・・・もし、そうなら、ほかにスーパーとか出たら、
会社の存在価値はゆらいでしまうのでしょうか?

たぶん違うと思います・・・




会社は、存在意義とかがあって(これがミッションとか社是になっている)
そこを元に事業戦略、事業ドメインができています。

小売サービスの場合だと、「お客様に幸せを提案する」というのが、大筋じゃないでしょうか?(快楽を提供するというと、妖しいかんじになってしまうので、幸せを提案する)
で、そうなると、
・どのようなお客様に、
・どのような幸せ(それを生み出すのが商品やサービス)を自社は提供できるかを考え、
・その幸せを商品・サービスとともにお客様に提案し
・幸せの対価として、お金を得る
というしくみになります。

つまり、使命や社是から、顧客を絞り込み、顧客を理解し、(幸せを届ける)商品を制作する作業が、まず必要です。この作業をするのが、戦略です(STPという形で立てていく。戦術は4P)




さっきの例だと、
ビールとオムツが売れるのは、まとめて重いものを買って、車で運ぶから・・・

とすると、車に乗れないお客さん、高齢者とかは、どうなんだろう?

その人たちに、重いものを届けられないか?

・・・そうだ、ネットスーパーを作って、宅急便に運んでもらおう!
そうすれば、お客様に、重いものを運ぶ苦痛がなくなり、幸せになれる!
というので、ネットスーパーを作るのが戦略。

現状を変えないで、販売促進の枠組みでデータを使うのは戦術。




いまのビッグデータ利用は、販売促進とかの枠組みでやっている。
つまり戦術。戦略のほうが、もっと大きなお金が流れて、儲かるんだけど、
そうすると、ビッグデータ利用が違った形になってくるんだ・・・

じつは、ビッグデータには問題があって(基本、販売データやCRM、SRM
ということに関係して)それを補完するデータが必要になる。

ごめん、今時間ないので、別の機会にかきます。
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