ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

アジャイルとウォーターフォールを要求仕様の立場から考える

2010-02-23 13:29:24 | Twitter

 昨日のアジャイルの場合、要求仕様書ではなく、ゴール指向要求分析の図のほうが、いいんでしょうね!の話の続き。

 要求仕様書を作成する場合、すべての機能がのっているので、ウォーターフォールにはいいんだけど、アジャイルだと、すべての機能を実装するとは限らないので、この型式だと困る。

 むしろ、要求仕様書を作る前の、「ゴール指向要求分析の図」のほうがいい。
 これだと目的が分かって、目的に沿った機能変更ができる。

 というのが、前回までの話。




■Excelの表にしてみる

 じゃあ、その「ゴール指向要求分析の図」をExcelの表にしてみましょう。
 昨日挙げた例、

http://kaiya.cs.shinshu-u.ac.jp/2007/ms/gora1.pdfの13ページより引用

を元に

  ・1階層下がるごとに、1セル下げる
  ・Andの場合、頭に◎をつける
  ・2つのところから来ている場合は、繰り返す

とすると、以下のような感じになる。





■ウォーターフォールとの比較

 階層構造をこのような形にするものとして、WBSがある。
 WBSの場合、このように階層構造にかわて、ガントチャートにいれて予定表にするときには、
 左側に、上記のようにまとめる。

 ということは、上記の図に、予定をいれれば、
 WBSから作ったガントチャートの予定表と同じようなものになる。

 しかし、違いとして、

(1)上図は、目的を書いていて、一番最後が機能になるので、
   同じ機能が何箇所にも出たり(例:投稿数を多数に)
   機能間で矛盾があったりする(例:査読は厳しくするの、緩くするの?)

(2)実行する場合、WBSは、すべての機能を実行しないといけないが、
 期間は延びる可能性がある(デスマーチ)なのに対して、
 上図は、アジャイルで行うとすると、期間は変わらないが、
 機能は、変わる可能性がある(矛盾している機能などは、どちらか一方になるし)

 (1)は、結局、アジャイルで行わない場合、機能はすべてやるわけではないということから、派生して起こることなので、本質ではなく、本質は(2)といえる。

 つまり、

 ガントチャートのように、左から右に、実施機関、上から下に機能を書いた場合、

  ・ウォーターフォールは、上から下への機能は変わらないが、
              左から右への期間が変わることがある 

  ・アジャイルは、上から下への機能は変わ瑠香脳性があるが、
          左から右への期間が変わることがない

 というような、「そこがかわるか」の問題に置き換えられる・・・かもしれない。




 次回は、機能とかかわりがある、契約に関して。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Oracle Database XE(フリーの... | トップ | やっぱ、パブリッククラウド... »
最新の画像もっと見る

Twitter」カテゴリの最新記事