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生物情報学(5)-分子系統樹を書く

2008-03-12 18:07:06 | Weblog

 かなり間が開いてしまいましたが、生物情報学です。
 いままでで、DNAからたんぱく質の立体構造までの流れを書きました。
 今回は、応用っぽいことで、「分子系統樹」という、生物の進化を分子の観点から見たものを書きます。

 利用するソフトはClustalXです。




■インストールなど

 まずこれを
 ここ ftp://ftp-igbmc.u-strasbg.fr/pub/ClustalX/
 (FTP)から、
clustalx1.83.zip
をダウンロードします(注意:似たようなもの、XPというのがありますが、それは違います)。

 そしたら、ZIPを解凍してください。

 そしたら、次は、系統樹をつくる対象となる、FASTA形式のDNAシーケンスを集めます。
 そして、あつめたものを、テキストファイルに書きます(ふくすうのものを1つにまとめて書く?)
 FASTAの場合、先頭に > の半角を書くみたいです。

 ここまでは出来たとします。




■使い方

(1)ClustalX.exeを起動します
(2)File→Load Sequenceで、「■インストールなど」で作ったテキスト(FASTA 形式)を読み込みます。
(3)アライメントする
   Alignment→Do Complete Alienmentを選択、なんかダイアログでたら「ALIGN」をクリック
   結果、アライメントされる

(4)Trees→Correct For Multipul substitutionを選択
   (すると、2度目、Treeメニューを開くとチェックがつく)
(5)Trees→Draw N-J treeを選択。ダイアログが出たらOKをクリックすると
   起動したフォルダに、読み込みファイル名.ph(つまり、拡張子が.ph)
   のファイルが書き出される。
   (それ以外のファイルも書き出されますが、いまは.phのみ使います)

(6)ダウンロードしてきたファイルに、njplotWIN95.exeっていうのがあります。
   WindowsXPをつかっているのですが、まあ、それは気にせず、その
   njplotWIN95.exeを実行します。
    Tree Files not Foundとかのメッセージがでますけど、無視してOK
   すると、立ち上がります。

(7)そのnjplotWIN95のFile→Openで、(5)で書き出した .ph ファイルを
   指定すると、分子系統樹を下に書き出します。

(8)DisplayのBranch lengthをチェックすると、長さ(距離)が表示されます。




今回は、ここまで


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