かなり間が開いてしまいましたが、生物情報学です。
いままでで、DNAからたんぱく質の立体構造までの流れを書きました。
今回は、応用っぽいことで、「分子系統樹」という、生物の進化を分子の観点から見たものを書きます。
利用するソフトはClustalXです。
■インストールなど
まずこれを
ここ ftp://ftp-igbmc.u-strasbg.fr/pub/ClustalX/
(FTP)から、
clustalx1.83.zip
をダウンロードします(注意:似たようなもの、XPというのがありますが、それは違います)。
そしたら、ZIPを解凍してください。
そしたら、次は、系統樹をつくる対象となる、FASTA形式のDNAシーケンスを集めます。
そして、あつめたものを、テキストファイルに書きます(ふくすうのものを1つにまとめて書く?)
FASTAの場合、先頭に > の半角を書くみたいです。
ここまでは出来たとします。
■使い方
(1)ClustalX.exeを起動します
(2)File→Load Sequenceで、「■インストールなど」で作ったテキスト(FASTA 形式)を読み込みます。
(3)アライメントする
Alignment→Do Complete Alienmentを選択、なんかダイアログでたら「ALIGN」をクリック
結果、アライメントされる
(4)Trees→Correct For Multipul substitutionを選択
(すると、2度目、Treeメニューを開くとチェックがつく)
(5)Trees→Draw N-J treeを選択。ダイアログが出たらOKをクリックすると
起動したフォルダに、読み込みファイル名.ph(つまり、拡張子が.ph)
のファイルが書き出される。
(それ以外のファイルも書き出されますが、いまは.phのみ使います)
(6)ダウンロードしてきたファイルに、njplotWIN95.exeっていうのがあります。
WindowsXPをつかっているのですが、まあ、それは気にせず、その
njplotWIN95.exeを実行します。
Tree Files not Foundとかのメッセージがでますけど、無視してOK
すると、立ち上がります。
(7)そのnjplotWIN95のFile→Openで、(5)で書き出した .ph ファイルを
指定すると、分子系統樹を下に書き出します。
(8)DisplayのBranch lengthをチェックすると、長さ(距離)が表示されます。
今回は、ここまで