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失われた20年-ソフト業界は変わったのか? その3:第三次オンが終わったころ(3)。

2007-07-28 13:13:48 | 土日シリーズ

 20年位前、1980年代終わりごろから、最近まで、ソフト業界とかその周辺の変遷について、特にソフト開発の立場を中心に見て行く、新しい土日シリーズ「失われた20年-ソフト業界は変わったのか?」その第三回目。
 今、第三次オンが終わったころ(1980年代後半)について書いていて、今回は、そのころのソフト面について書きたいと思います。


 当時は、汎用機、オフコン、ワークステーション、パソコンがあったとかいたけど、それぞれのソフトに関して、以下ちょっと思い出したことを書いてみようと思います。





■汎用機ー独自OSに、いろんなソフト

 汎用機は、独自OSに、いろんな基本ソフト、アプリがのっているという状態でした。
 日本の汎用機も、たとえば、富士通だと、FSP,MSPのように、独自OSがあり、その上にのっているという感じです、
 なので、ソフトは、それぞれのメーカーが提供します。
 ソートマージのようなものや、帳票作成ソフト、
 言語としては、COBOL,FORTRAN,PL/Iなど(情報処理試験も、この3つ+アセンブラだった気が・・)

 通信は、IBMはSNA,富士通はAIMという体系がありました(今もあるか ^^;)




■オフコン-も、独自OSにいろんなソフト

 オフコンも同じく、独自OSに、いろんな基本ソフト、アプリがのっているという状態でした。
 で、お金を掛けると、いろんなものがのってきて、使いやすいけど、お金がないと、なにものってこなくて、使えねー(>_<!)という感じだったかな・・

 言語はCOBOLが主だと思います。

 オフコンの通信も、汎用機の体系に組み込まれる(同じものを使う)という感じです。




■ワークステーション、UNIXベース

 ワークステーションは、UNIXベースです。ということで、UNIXには、いろんなソフトがていきょうされているので、それが入っています。
 なお、EDIANとか、それこそ、ワークステーション向けのアプリケーションも出るのは出たのですが、1つごとのアプリケーションの値段が(買う人が少ないので)高く、アプリは、目的がある人が買うという状態でした(今もワークステーションは、そうかな?)

 言語はFortran,や(これは時代が下るかもしれないけど)C、でした。




■パソコン

 パソコンは、NECが、中心でした。
 NECのパソコンは、N88-BASICがまず立ち上がります。そして、ディスクにフロッピーを入れておくとそのOS(MS-DOSやDR-DOS)が、立ち上がります。

 ということで、言語的には、N88-BASICにはいってるBASIC,また、MS-DOS上で動く、FORTRAN,COBOLなど(PL/Iもあったかな・・)あと、MASM(アセンブラ)をやる人もいたけど。。

 ソフトは、JFTRANという、汎用用のフロッピー(IBMフォーマット)を、パソコン用のフォーマット(DOSフォーマット)に変えるようなユーティリティ、上記の言語のほかに、松(新松)、一太郎のワープロソフト、ロータス123の、表計算、桐のデータベース、The Card(だったとおもうけど)などのカード型データベースソフト、直子の代筆のようなユーティリティ?、あ、そうそう、ベビーメーカー(じゃなかったっけ?)という妖しいソフト(いや、コピーしてくれるんですけどね。。)などなど、いろいろでていた。

 もちろん、パソコンソフトも・・




というわけで、次回は、いよいよ、当時の開発方法論に、入りたいと思います。



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