シリーズ仕様書からプログラムソースを生成する方法のつづきです。
前回はExcel仕様書からプログラムソースを生成するマクロを、公開してみると題して、マクロを公開したので、今日は、そのマクロをどのようにExcelに貼りこんで使うかについて、書きたいと思います。
●雛形ファイルについて
前回の「仕様」で、以下の雛形ファイルと書かれている内容をコピーし、
自分の、「マイドキュメント」の下に、hina1.txtという名前で保存してください
(それ以外だと、場合によっては、雛形が見つからないことがあるので)
●Excelファイルの作成
1.Excelを立ち上げます。
2.下図のようにツール→マクロ→Visual Basic Editorを選択し、
マクロのエディタ(VBE)を表示させます。
3.VBEの左にあるプロジェクトのウィンドウで、VBA Projectを選択
右クリックして(普通のクリックでは出ない)、挿入、
標準モジュールを選択する
そうすると、プロジェクトのウィンドウに、「標準モジュール」
Module1というのができて、右側に、真っ白いウィンドウができる
4.その真っ白いウィンドウに、昨日の「マクロのソースコード」の
枠内のマクロをコピーして、
VBEへ「編集」→「貼り付け」する
正しければ、ちゃんとプログラムがはり付く。
おかしいと、赤字で表示される。そしたら、ちゃんとコピーされてない
5.ここで、一回保存しましょう。
ファイル→Book1の上書き保存
または、
フロッピーのアイコン
をクリックすると、ファイルダイアログが出るから、
「マイドキュメント」フォルダの下に、適当な名前をつけて
(めんどくさかったらBook1.xlsでもいいけど)保存します。
6.そしたら、
ファイル→終了してMicrosoft Excelに戻る
を選択し、VBEを終了させます。
7.Excelが出てきたら、Sheet1と書いてあるタブを右クリック
して、「名前の変更」と出てきたら、それを選択、シート名を
画面一覧
に変更します。
8.下図のように、昨日のExcelデータと同じように、ボタンの
ところ以外を編集します。
行と、桁を間違えないでくださいね(間違うと、ちゃんとできません)
9.表示→ツールバー→フォームを確認してください
下図のように、フォームにチェックが入っていなかったら、フォームを選択します。
そうすると、チェックされて、フォーム(ボタン等)のメニューが出ます
10.下図のように、フォームのメニュー(こことは限りません。横になって、上に
あるケースもあります)から、ボタンをクリックします。
11.そうすると、十字カーソルが出ますので、適当なところでクリックし、その後
適当な大きさのところまでドラッグして離します。
そうすると、下図のような、ボタンができて、ダイアログが開きます。
はじめ、ボタン1_Clickのように書かれているのですが、
下のリストから、shiyoToFileをクリックします。
そうすると、上も、ボタン1_ClickからshiyoToFileと書き直されますので
そしたらOKボタンをクリックします(するとダイアログが消えます)
12.ボタン1とか、ボタンに書かれている文字のところをクリックすると
ボタンの中にカーソルがいきますので、そこを
ドキュメント作成
に書き直します(この12の作業はしなくても問題ないです)。
13.ここで、「ファイル」→「上書き保存」を選択し
(または、フロッピーアイコンをクリックし)
いったん、保存させましょう。
14.一度、どこでもいいですから、セルをクリックしてください。
その後、ボタンの上にマウスポインタを持っていき、クリックします。
15.そうすると、「終わりました」というダイアログが出るので、
それをクリックすると
マイドキュメントの下に、out1.txtというファイルができてると思います。
そうならなかったら、どこかおかしいです。
雛形とExcelファイルがマイドキュメントの下にないと、おかしいときがあります
その場合、Sub shiyoToFile()の以下の行、
Call makefile("hina1.txt", "画面一覧", "out1.txt")
のところのhina1.txtをフルパスにすれば、大丈夫だと思います。
同様に、out1.txtが見つからないときは、書き出したいパスを、
out1.txtのところに、フルパスで指定してください。
このシリーズの次回は、マクロの内容説明です。