Winny裁判弁護団の弁護士の1人である、壇弁護士のブログ、
「壇弁護士の事務室」に、
ドメインの差押え
http://danblog.cocolog-nifty.com/index/2007/01/post_947a.html
というエントリがある。これは、ウィリアムのいたずらのブログでも、昨日書いた、
2ちゃんねるドメインの仮差し押さえ問題
ユーザーショック…2ちゃんねる、再来週にも強制執行
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007011201.html
について、??な点を指摘したものだが、この指摘が鋭いと思う。
まず(以下斜体は、上記「壇弁護士の事務室」から引用)
そもそも、2chドメインの登録者はひろゆき氏ではない。
そ、そーなんだ(@_@!)
そこを知らなかった。。
第三者名義の財産に対する執行というのはとても難しい。できたらビックリである。
そ、そーですよねえ。。
それに、今回の差し押さえは、ひろゆき氏の財産に対する差し押さえですから。。
他人のものは、ねえ。。
で、さらに、
この場合、登録の書き換えはどうやってやるのだろう?
ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)に対して、裁判所が決定を送るのであろうか?
それとも.netドメイン管理機関のVeriSign社か2ch.netのレジストラのTucows社に送るのだろうか?
いずれも応じるとは思えないのであるが…。
外国法人に対する執行手続きをするには、それなりの国家間の協定が必要なので、条約でも無い限り難しいような気がする。
とつづく。
ドメイン書き換え、移転問題は、昨日のウィリアムのいたずらも指摘したけど、たしかに、無理っぽいですよねえ。。。
つまり、普通ドメイン書き換えというのは、書類が決まっているもので
その書類にない、日本からの差し押さえ関連の紙がきても、
それがたとえ英語で書かれていても、悪い冗談と思われてしまう可能性は高いですよね。。
もし、仮に、あなたのうちに、中国のどっかの省のどっかの裁判所から、
「こーいう人がきたら、なんとかしてください。」
って日本語でかいてあっても、
「なんじゃこりゃ??」って思ってしまうと思うんですよ。。
なので、裁判所の紙があっても、書類不備で、応じるとは思えない。
と、ウィリアムのいたずらも思います(って、昨日書きましたね ^^;)
で、それはいいとして、「壇弁護士の事務室」のブログに書かれていること、
先に進むと
そもそも、ドメインって執行法上も財産として扱ってもらえるのだろうか?財産として動産なのか不動産なのか債権なのか。それぞれ、手続が違うのであるが
そうなんですか。。。
動産?
いや、サイバー上の住所(アドレス)というくらいだから不動産?
いやいや、レジストラと契約している債権?
うーん、わけわからん(>_<!)
そして、さいごに
「そんなんできるやったら、とっくに誰かがやっとるがな」である。
たしかに。。。(^^;)
これ以外でも、「壇弁護士の事務室」、とってもお勉強になりそうなことが、
いっぱい書かれているので、また別の機会に、このブログで取り上げて、みんなで
驚いてみたいと思います。