ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

デザイン ドリブン イノベーション

2014-01-17 14:11:48 | Weblog
東京大学知的資産経営研究講座公開セミナー
知的資産経営新ビジネス塾
「デザインドリブンイノベーションと知的資産経営」
に行ってきた!その内容をメモメモ




■全体的な話(渡部先生)
・NEDOの支援
 →支援になる前からやっていた

・問題意識
 技術、特許などと競争力、収益との結びつきは?
  知的な資産をたくさん持っていても、競争力を失う
  埋もれた知財→埋没技術

・事業戦略、ビジネスモデルや知財マネジメント
  →出口の技術経営→人材育成

・白桃書房「ビジネスモデルイノベーション」




■前回の振り返り(立本先生、元橋先生など)
・ビジネスエコシステム
・Win-Winの関係
・車載エレクトロニクス:オープン標準、国境越えて
・無関係でいられない
  モノ中心モデル →次にある サイエンス経済
  契約と知財:クアルコム





■デザインドリブンイノベーション
・羽なし扇風機→特許は東芝(埋没技術)
  東芝のラインナップとは違う。
  →ベンチャーだからできた

・今デザインとは?
  技術主導→デザイン
  デザインという言葉はここ10年で意味が変わる
   →ファッションの世界でさえも
  外観→●●の設計→設計+計画→思想

・デザインドリブンイノベーション
  技術主導のイノベーションの生産性低下
  マーケットリサーチの限界

・デザインドリブンイノベーションの課題
  ・概念と意義の整理
  ・実践プロセス
  ・法的保護
  ・組織・人材育成

・デザインドリブンイノベーションを見る視点
 デザインドリブンイノベーションをめぐる課題
 デザインドリブンイノベーションと知的資産経営

・農耕経済:中国・インド
 工業経済:アメリカ・日本(絶頂期)
 2008年 :中国・インド

・産業革命→工業経済のキックイン
   日本:明治から
   中国インド:1980~

・農耕経済:人がGDPをあげる
 工業経済:一人当たりあがる
 サイエンス経済:IT、医療、ナノテク

・工業経済:以下の流れ、一気通貫

 「ユーザー・社会」
     ↑
   プロセスイノベーション(大企業)
     |
 「製品・技術・知財」
     ↑
   プロダクトイノベーション(死の谷)
     |
 「技術的発見」


   サイエンス経済へ↓移ってきている


・サイエンス経済:ユーザー・社会との相互作用

 「ユーザー・社会」
     ↑
   ビジネスイノベーション
     |
 「技術プラットフォーム」
     ↑
   サイエンスイノベーション
     |
 「科学的発見」


サイエンス経済の事例:ビッグデータ

  サンプルでなくすべて
  WhyでなくWhat
     ↓
  ソフトウェアアーキテクチャ
    分散システム
    ストレージ
    フレームワーク(MapReduce)
    データベース(NoSQL)
      +
  センサー技術
  非構造データ解析技術
    テキスト処理
    音声・画像認識
    ↓
  定性的な情報を定量化

サイエンス経済
・ビジネスイノベーション
・value proposition
・ビジネスモデル設計(サービスデザイン)
・オープンイノベーション(顧客創造のインタラクション)




■デザイン法(杉光先生)
・デザイン法研究会

・デザインと法律
  著作権、意匠
 →法律がサポートできるか

・デザインドリブンイノベーション
  例:スウォッチ
  クウォーツ革命→ファッションの意味づけ
 
  機能改善ではない
    驚きをもつ
    新たな市場を作り出す
     →従来の「差別化」:既存の市場

・設計とデザイン
   デザインを優先したほうが

・トレンドにのるのは、
  デザインドリブンイノベーションとはちがう・・・

・NBL 3/1 デザイン法特集




■デザインドリブンイノベーション(DDI)(犬塚先生)
・経営組織論の観点から

・ベルガンティ2009
  意味のラディカルイノベーション
  Wii>>プレイステーション、X-BOX
 ユーザーセントリックイノベーションとは違う
 テクノロジーではない

・技術はあるけど、どう使っていいか分からない
   リスニング
   解釈
   提示
 →意匠的なデザインではない

・例:スォッチ、Wii,iPod
  他にある?たまごっち→大失敗
  失敗事例もあるはず
  →キケンなストーリー??

・DDI:解釈者としての交流
   金のなる木として捕らえるべきではない

 別組織:金のなる木はのこす
 多産多死

・解釈者はどこにいるの?
   顧客が表現できる→ユーザーセントリック
   顧客が表現できない→DDI

・テクノロジーに逆行:意味を提供した
  →アパレルはこれ??




■デザイン思考とイノベーション(福嶋先生)

・デザインと経験デザイン
  デザインイノベーション:昔からやっていた
  日本:あまりにも技術ベース

 デザイン:理想的かつ実現可能な人工物の構想
   技術界
   生活世界
   経験デザイン

・経験
  機会領域の発見:人の生活を観察
    キンドル、瞬足、未来のスケッチ(旭川動物園)

・デザイン思考の新しさは
  観察から入る
  異質な人材の協働
  思考錯誤の推奨
   (と先生は書いていた、変換ミスか、これで正しいのか不明)
  イノベーションのベースに合わせて予算を作る

デザイン思考は、知財の可能性を拡張するひとつの方法




■まとめて(立本先生)

(1)なぜ、いまさら、デザイン?(背景)
   プロセスイノベーションの価値小
   プロダクトイノベーションの価値小
     →その先がほしい
   →テクノロジープッシュではない
    システムが実は要素みたいな
   コモディティ化、どう超えるか?
   意味的価値、横断的組織

(2)育てられない人たちを、どう獲得していくか

(3)企業戦略・競争戦略で有効か?
  →まねしたほうが有利でありながら・・・
  オタクからアーリーマジョリティへ
    →キャズムを超えたところでヒット:ipod
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